劇団キミトジャグジーの「深海のパレード」が連休中に水戸の稽古場「風」で公演を行っているので、見てきました。キミトジャグジーの演劇も久しぶりでしたが、演劇を見ること自体も久しぶりでした。
深海に住む生物が主人公で、次の海底の王を決めるためにさまざまな思惑が交差します。海底生物と陸で生きる人間が同じ役者なので若干混乱してしまうところもありましたが、衣装や照明などで見事に演じ分けていました。
劇中に「セロファンフラワーズ」というものが出てくるのですが、この言葉はビートルズのLucy In The Sky With Diamondsという曲の歌詞にも出てくるので印象に残りました。
終演後には特別企画として、水戸の演劇界を長年引っ張ってきた演劇事務所'99の河原将子さんが魔女先生、キミトジャグジーの織笠裕美さんとheart dream shoppersの井上友美さんが魔女見習いとして登場し、水戸の演劇を語るコーナーが設けられました。
河原さんは名前だけは知っていましたが、姿を見るのは初めてかもしれません。かつてはサントピアにあったサウスコアや南町の地下にあった劇場などで公演を行ったりしていたが、今はそれらも無くなったので以前は喫茶店だったというここ稽古場「風」で上演している、といった話などを語っていました。南町の地下の劇場というのは、以前はリードシネマという映画館でしたが、そういえば劇場になって一度見に行ったことがあったのを思い出しました。