8月19日に行ったみなとメディアミュージアムの続き。今度は勝田駅で通常の湊線1日フリー切符を買って、那珂湊駅で降りました。
ちなみに1日フリー切符は本来は1,000円ですが、今は特別に600円です。この値段だと、単に勝田と那珂湊を往復するだけで元が取れてしまいます。
まずは前回行かなかったハウス大里B101に向かいましたが、普通のアパートでどこが展示かよくわからなかったので一旦引き上げて、旧ブリアンに行きました。この旧ブリアンも実は前回建物までは行ったのですが、準備中なのかよくわからなかったので通り過ぎたのでした。でも今日も何やら展示準備途中のようにも見えましたが、さすがに今日は休日なので声をかけて中に入りました。ここは羽田光佐さんの展示で、鉄に注目した作品です。準備していたのは作家本人のようで、少し話を聞かせてくれました。虎塚古墳の写真も展示されていましたが、そういえば虎塚古墳の彩色壁画は、鉄バクテリアから作られたベンガラで描かれているそうです。そして那珂湊には幕末に鉄を作ろうとした反射炉がありました。確かにこの土地には鉄に縁があるかもしれません。
次は、総合案内所でもあるみなとのおへそを覗いてみました。すると、過去のみなとメディアミュージアムの記録集が3年分売られていました。僕は毎年見てきましたが、今までこのような記録集は見たことがなかったので、3冊とも購入しました。
ここで先ほどのハウス大里のことを聞いたら、玄関でチャイムを押せばスタッフが出てきて中に入ることができるとのこと。では改めて行こうと外に出たら、ビデオカメラを持った人に話しかけられ、みなとメディアミュージアムについてインタビューされました。これがプログラムに載っていたインタビュー撮影だったのでしょう。
再びハウス大里に行き、チャイムを押して中に入りました。普通の3DKのアパートの各部屋にモニタがあり、またその周りには那珂湊の地図のスケッチや、詩のような作品がありました。
この辺りでお昼になったので、那珂湊駅前の日の出食堂で鉄火丼とビール。
ビールはすぐに出てきたものの鉄火丼が来るのが遅く、次の展示が少し距離があって時間が決まっているものなのでちょっと焦りました。
なんとか食べ終えて、少し急足で向かったのがしあわせプラザ。那珂湊総合福祉センターにあるホールですが、駅からちょっと距離があるので、レンタサイクルを借りようかとも思いましたが、暑い中、頑張って歩いて行きました。
ここでは藤川史人さんによる「なみのおと」という短編映像作品が上映されました。舞台はもちろん那珂湊。男子高校生が主人公のようで、地元のお祭りの山車なども出てきました。風の音が大きくてセリフが聞きづらいところもありましたが、伝統的なお祭りの貴重な記録にもなっているようでした。
このしあわせプラザの近くにある名平洞(なへいどう)公園も展示会場の一つでした。名平洞とは、江戸時代に作られたという農業用の溜池だそうです。
どこに作品があるのかよくわかりませんでしたが、よく見ると、小さな巣箱みたいなのが作品で、近づいてみると中から何やら音が聞こえてきました。
この日はこれでおしまいにしましたが、翌25日にはまた少し離れた場所にある、ひたちなか市埋蔵文化財調査センターに行きました。ここには、ひたちなか市内で発掘された遺跡などに混じって、旧ブリアンに出展していた羽田光佐さんの、やはり鉄を使った作品が展示されていました。
みなとメディアミュージアムでは他にもトークイベントなどもありますが、時間の都合がつかないので行きませんでした。
ところで、24日、25日には、みなとメディアミュージアムの作品ではありませんが、那珂湊野外劇の公演がありました。
野外劇とは言っても今回はひたちなか市文化会館でのホール公演で、興味はあったのですが、こちらも時間の都合がつかず行けませんでした。