水戸市芸術祭演劇フェスティバルの、演劇フェスティバル実行委員会プロデュース公演「ケンと夢の箱」を観に行ってきました。
この公演はお馴染みキミトジャグジーが中心の演劇ですが、登場人物は4人、舞台上のセットはなく、舞台上に白い線が円状に描かれているのみというとてもシンプルなものでした。
しかも、最初は自己紹介から始まるので、舞台上で本人を演じるメタ演劇かと思いました。
ところが時間が進むにつれて、宗教勧誘の話、加害者と被害者は立場により変わる、とかの話になっていきます。宗教にのめり込む母親に連れられた子供が高校生になって今までの生き方に疑問を持ち、自分で考えるようになって、それで終わるのかと思ったら、最後はペットの殺処分の話。「夢の箱」とはそういう意味だったのかと、驚きました。