小川洋子、石持浅海、ビートルズ

12月6日から10日まで大阪出張。その間に読む本は、まず羽田空港で次の2冊を買った。

博士の愛した数式 (新潮文庫)

博士の愛した数式 (新潮文庫)

アイルランドの薔薇 (光文社文庫)

アイルランドの薔薇 (光文社文庫)

博士の愛した数式」は、第1回本屋大賞に輝いた本ということで記憶には残っていたのだけど、数学の話と聞いて何となく読まないでいたもの。確か映画化では寺尾聰が博士になっていたと思うけど、本を読んでいる間ずっと寺尾聰の声が頭に響いて仕方がなかった。お話としては適度にユーモアがあって面白く読めた。本屋大賞は2回目が恩田陸の「夜のピクニック」で、これはとても面白かった。ということは3回目のリリーフランキーの「東京タワー」も、読んでみるべき本なのだろうか?こちらの本も話題先行という感じなので未読である。
アイルランドの薔薇」は日本人が主人公ではあるけど、舞台がアイルランドで主人公以外は外国人ばかりという珍しい設定。物語の視点がいろいろ変わるのでちょっと読みずらかったり、なんとワープロの入力ミスと思われる誤植があったりとマイナス点もあるのだけど、意外と面白かった。

大阪に滞在中にこの2冊は読み終えてしまったので、ちょっと出掛けた神戸で購入したのが、「アイルランドの薔薇」の同じ作者のこの本。こちらは茨城に帰りながら読み終えました。

月の扉 (光文社文庫)

月の扉 (光文社文庫)

離陸直前の飛行機をハイジャックするという設定のこの本も、前作と同じく視点が頻繁に変わったり、ハイジャックの目的となる人物が超人的だったりと難点がないとはいえないけど、勢いがあるのは確か。これからが楽しみな作家になりました。

来週もまた出張が控えているので、次に読む本を求めて買い物のついでにひたちなかのリブロへ。しかし文庫本では面白そうなものが見つからずちょっとかさばるけど分厚い本を買いました。

ザ・ビートルズ・サウンド 最後の真実

ザ・ビートルズ・サウンド 最後の真実

ビートルズ大学

ビートルズ大学