一昨日から会社に出てまずは復旧作業を行ってきた。勤務する部署のある建物は使用可能だけど、敷地内の他の建物は立ち入り禁止になっていたりしている。自部署の建物にしても普通に作業ができる状態ではあるけど、壁を見ると壁材が浮き上がっていたりひびが入っていたりするのが見える。
机上で作業中は気にならないが、ふとした瞬間に改めて地震発生時の恐怖がよみがえる。通勤途中にもグループ会社の建物が損傷しているのや、民家の大谷石の塀が崩れたままだったり屋根にブルーシートが掛けれていたり、道路にくぼみができている状態がいやでも目に入る。震度4ぐらいでの揺れには驚かなくなってくるのと同時に、地震でもないのにいつもゆらゆらしているような感じが続く。
ようやく水道水も出るようになり日常生活を取り戻しつつあるが、まだ道路にはガソリン待ち行列が続くしスーパーもコンビニも品切れやら早仕舞いやら、そもそもまだ営業再開していない店も多い。
地震から2週間が過ぎたが、以前とは違った世界になってしまったことを否が応でも実感させられる。これが夢だったらよかったのにと何度思ったことか。