ボランティアの帰りには湯本温泉に入りに行ったが、その前に湯本にある「いわき市石炭・化石館 ほるる」に寄ってみた。この施設も震災以来休館していたが、7月20日再オープンしたとのこと。7月中は入館料が無料とのことだった。4時過ぎに着いたが、5時に閉館するとのことで急ぎ足で館内を回った。前半が化石に関する展示。恐竜の大きな骨格展示があって迫力がある。
後半が石炭に関する展示。2階から階下に降りるエレベータが坑道に降りるエレベータを模擬してちょっとしたアトラクションになっていた。照明と音声ガイドで地下深くに降り立ったように感じたけど、実際には1階分降りただけだったのかもしれない。
エレベータを下りた先には石炭採掘の様子が人形で再現してあった。江戸時代の頃には人手で採掘していたのが、だんだんと機械化されていっている様子がわかったが、一番興味があったのはやはり昭和の時代の石炭産業盛んな頃の様子だった。労働者の生活の様子の展示のところでは、石炭会社が家庭向けに作ったカレンダーが展示してあり、それがちょうど僕が生まれた翌月のものだった。
炭坑労働者の生活の様子の展示では、等身大の人形が話すのだが、その話し方が当然ながらいわき弁で、つい先週DVDで見たばかりの映画「フラガール」の台詞をしゃべっているのかと思いびっくりしてしまった。
ほるるの隣の「ウッドピアいわき」には映画と舞台の「フラガール」の展示があって、これも興味深く見た。
展示については本当はもっとじっくりと見たかったが、今回は時間が少なくて詳しく見られなかったので、また今度ゆっくりと見に来たい。
追記
家に帰ってから「ほるる」について調べてみたら、ちょうど東日本大震災の直前に「ほるる」を訪れた人のブログを見つけました。
3月11日の直前にも地震があったのですが、その時にたまたま模擬坑道にいたそうで、「ほるる」について写真を交えて詳しく説明があるのですが、何よりもコメント欄に、3月11日当日の地震発生前のコメントと、地震が発生してなかなか連絡が取れなかった状態のコメントが書き込まれています。
あの地震発生後の混乱の様子を思い出しながら読んでみました。
ぜひ一度目を通してみてください。
http://angel1057.exblog.jp/14406242/