いわき駅前のビジネスホテルをチェックアウトし、友人たちと小名浜のららミュウへ。
うにの貝焼きがおいしそうだったので一個買ってその場で食べる。
お昼ご飯は、市場近くのまるかつでめひかりの天ぷらの定食。このお店も1階部分が津波につかってしばらくの間は2階だけで営業していたのをボランティア活動中に何度も見かけたが、今回初めて中に入ってみたのだった。
午後から海岸で慰霊祭がある久之浜へ移動。
ここではたくさんの花が防潮堤に飾られて花供養が行われていた。
午後2時46分になるとサイレンが流れ、黙祷した。
その後はじゃんがら念仏踊りの奉納。そして沖縄のエイサーも奉納された。いわきのじゃんがらと沖縄のエイサーは起源が同じらしい。でも寒空の中での踊りは寒そうだった。
ここで友人たちとは別れ、僕は一人で久之浜一小の一角に設けられている仮設商店街に行く。この商店街で以前福島の地酒を買ったが、今日もいわきの酒を買う。そしてここでも復興エイサーが奉納されたので見学した。終盤では見物客も踊りに混じってまるで沖縄にいる気分になった。
久之浜を後にして、再びいわき駅前に。今日の最後は「珈琲市場 讃香」という喫茶店で開催されている「津波も、瓦礫もない写真展」を見る。東北沿岸部の、震災前の何気ない風景の写真展。何でもない風景がとてもいとおしく感じる。