横山秀夫の小説の映画化。水戸のシネプレックスで見てくる。
2006年10月に小説の方を読んでいて、どんな風に映画になるだろうと思っていた。映画館で映画を観る時はいつもパンフレットを買って、ネタばれはつまらないから映画を見終った後にパンフレットを読むけど、この映画についてはすでに原作を読んでストーリーを知っているから、先に読む。それによると、原作者も脚本にだいぶ協力したらしい。新聞記者の仕事というのは実際に見たことはないけど、かなりリアルに映像化しているのではないかと思う。事故の犠牲になった人について語る場面では、本を読んだ時も涙したけど、映画も同じように涙した。
それと、日航機の事故という極限の状態があっても、社内の立場とか保身とかを考える人たちがいること、これはこの作品の中の会社(新聞社)に限った話じゃないんだろうなという意味で、素晴らしく人間臭い職業本(映画)だった。
それにしても、あの日航機の事故のことは、今でも甲子園の応援のバスの中で見たニュースとともに、強烈に印象に残っている。