いわき市での通算13回目のボランティア活動は、先週と同じく久之浜地区。
作業内容も同じく、解体する家の中から家財道具を撤去する作業。午前中は前日に大きいものを運び出した後の、細かいものや残っていた物置の中のものを運び出す作業。物置の中に津波で濡れて汚れてしまった記念写真やアルバムが出てきたので、それらは片付けずに家の中に残しておく。
この日は気温が高く作業効率が落ちるので、これまでよりこまめな休憩を取りながらの作業となった。
午後からはまた別の家の家財道具運び出し作業。ここは今日初めて運び出しをすることになった家。タンスの中や押し入れには衣類や布団類がそのまま残っている。大事に整理していたであろう本やビデオテープ、ゲーム類なども濡れて使えなくなっている。持ち主のことを考えるとつらくなるのであまり考えずに機械的に作業を行う。たぶんこういう片付け作業は、他人であるボランティアメンバーだからこそできる作業なのだろう。
台所の片付け作業はまた別の意味でつらい作業。あの日から約4ヶ月、波をかぶり冷蔵庫の中や棚の中にそのまま放置された卵や味噌などは大変なことになっている。これからますます暑くなってくる。早いところ片付け作業を進めなくてはならない。
それにしても暑かった一日。これまでは飲み物は500ミリリットルのペットボトル2本で済んでいたのだが、今日は家から氷入りの麦茶を入れた魔法瓶タイプのマグボトル500mlを含めて2リットル分を持っていったが、作業終了ですべて飲んでしまった。今回からクーラーバッグも持っていったけど、次回も保冷できるように準備していこうと思う。
ボランティアセンターに戻ると、「がんばっぺいわき」のステッカーを売っていたので2枚購入した。
この日はいわきに泊まらずに日帰り。いわきを出る前に湯本に行き、「さはこの湯」で疲れを癒した。
常磐道上り線を走っていると、いわき勿来インターチェンジを過ぎた辺りに、「愛と勇気をありがとう 福島県民一同」という横断幕が見える。ボランティア活動に見返りは求めないけど、こういうのを見るとグッとくるものがある。
家に帰ってからビールと日本酒を飲む。
酒は先週買った猪苗代湖ズの義援金付き日本酒、つまみは今日の帰りに買ったいわき小名浜のかまぼことイカの塩辛。