鹿島と香取、ケアリング/マザーフッド:「母」から「他者」のケアを考える現代美術

2月に県立歴史館で見てきた「鹿島と香取」展は、会期の途中で展示物の一部が入れ替わります。つい先日には鹿島神宮に行ってきたこともあり、入れ替え後の展示を見てきました。源頼朝や、江戸時代の鹿島詣の記録、さらには古墳時代から飛鳥・奈良時代の出土品など、幅広い年代の貴重な資料を見ることができました。鹿島神宮には何度か行ってことがあるものの、水上に立つ第一の鳥居は見たことがなく、鹿島神宮以外の東国三社である香取神宮や息栖神社にも行ったことがありません。行きたいとは思うものの、いつ行けるのでしょうか?

帰りに来場者アンケートに答えたら小さな木札をもらえました。

 

それから水戸芸術館に移動して、「ケアリング/マザーフッド「母」から「他者」のケアを考える現代美術」展へ。

タイトルの通り、展示物を見るだけではなく、「ケア」について考える展示でした。そのため、一度見ただけではなかなか理解しづらいものがありました。後で、入館時にもらった鑑賞ガイドをよく読んでみようと思います。

展示として印象に残ったのは、仙台市に住む2010年から東日本大震災を含む11年間の育児日記から「わたしは思い出す」で始まる言葉を展示したものです。こちらも資料をたくさんもらってきたので、後で読んでみようと思います。



別室では水戸芸術館の建物を設計し、昨年亡くなった磯崎新さんの、水戸芸術館建設に関する展示もありました。構想段階では複数の案もあった上での現在の姿があるということがわかりました。