スパイの誇り、大極宮2、誰か

大阪の出張中に読み終えました。僕の読書タイムは出張の移動中がほとんどなので、出張が多いと読むペースも速くなります。だけどギャビンライアルの「スパイの誇り」は読み進むのに時間がかかってしまいました。前によんだ同じ作者の「深夜プラス1」や「もっとも危険なゲーム」はスピード感あふれるストーリー展開だったのに、この本はいろんな登場人物が出てくるけど目的がいまいちわからない。あとで解説を読むと、「深夜プラス1」「もっとも危険なゲーム」は初期の作品、「スパイの誇り」は後期の作品で、中期の作品と合わせて時代によって趣向が変わるらしい。しかも「スパイの誇り」は4部シリーズの最初の作品ということで説明に費やすページが多いとのこと。ストーリー展開に差が出るのも当然です。だけどやっぱり初期の作品が面白かったので、次はまだ読んでいない初期の作品を読んでみようと思います。

スパイの誇り―ランクリン大尉シリーズ (ハヤカワ・ミステリ文庫)

スパイの誇り―ランクリン大尉シリーズ (ハヤカワ・ミステリ文庫)


大極宮2は、大沢在昌京極夏彦宮部みゆきの3人がインターネット上に残した記録。僕はみゆきちゃん目当てでこのシリーズ2冊目を買ったのですが、みゆきちゃんはゲームの話ししかしない。僕はゲームはぜんぜんやらないので僕にとってはあまり面白くなかった本です。

大極宮〈2〉 (角川文庫)

大極宮〈2〉 (角川文庫)


で、出張中に持っていった2冊と雑誌を読み終わってしまったので、大阪で購入したのが、みゆきちゃんの「誰か」です。文庫本はほとんど読んでしまったのですが、かといって出張中に単行本を買うのも荷物になってしまうので、新書判のこの作品を買いました。みゆきちゃんのはしばらく時代物ばかり読んでいたので、久々の現代物にちょっと戸惑いつつ、半分くらいまで読んだところで家に着いてしまいました。残りは次の出張か東京に遊びに行く時かな。いつ行くかは未定ですが。

誰か Somebody (カッパノベルス)

誰か Somebody (カッパノベルス)