柳家三三独演会

水戸芸術館柳家三三師匠の落語を聴いてきました。

三三師匠も水戸芸術館ではお馴染みの噺家さんですが、三三師匠は今年の1月にも水戸芸術館に来ていました。同じ年に2度来るのも珍しいことではないでしょうか?

 

昼間はよく晴れていたのですが、独演会が始まるくらいの時間帯にスマートフォンに大雨のアラームが出ました。劇場の中にいても外の雷雨が聴こえてきたような気もしましたが、すでに建物の中に入っていたので気になりませんでした。

 

長めのマクラで笑わせた後に始まったのは「蝦蟇の油」。蝦蟇の油といえば筑波山茨城県民にはお馴染みです。

続いては「阿武松」という相撲の話。

その後休憩になったのですが、すでに開演から1時間半くらいが過ぎていました。

最後の1席は「青菜」。植木屋がご隠居のところでご馳走になっていて、ご隠居が青菜を出そうかというところで奥様が「名も九郎判官」といい、ご隠居はそれに対して「義経」と答えるのでした。つまり「菜(名)も食ろう(九郎)」で菜はすでに食べてしまってもうない、「良し(義経)」でわかった、という意味の洒落だったのです。

それを聞いた植木屋が真似をするのですが、もちろんうまく行くわけがないところが笑いどころ。ずっと笑いっぱなしの独演会が終わりました。

 

「青菜」ではお酒をうまそうに飲むシーンが出てきましたが、やっぱり落語には日本酒が合います。そう思って、独演会に行く前に蕎麦と日本酒をいただいていたので、ますます気分も盛り上がりました。

 

ちなみに独演会が終わると外はすでに雨が止んでおり、雨宿りに成功したのでした。