劇団☆新感線『髑髏城の七人』Season風

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明日の祝日が土曜日なので今日は会社が振替休日でした。せっかくの平日休みなので何をしようかと思いましたが、前に友達から聞いて気になっていた劇団☆新感線演劇を観に行くことにしました。
 
前売りチケットは早々に売り切れていたのですが、公演前日に発売するチケットがあり、昨日予約したら無事に入手できたのでした。
 
会場は豊洲IHIステージアラウンド。「客席がぐるりと360°回転する」と言われているのですが、一体どんなステージなのだろうと興味津々です。場所はPUFFYのライブを見た豊洲PITのすぐ近くでした。
 
入場するときにもらう演劇のチラシの数の多さにまずびっくり。そしてその不要チラシを入れる専用の入れ物まであるのに2度びっくり。
 
注目のステージですが、客席自体は普通の劇場とあまり変わりません。でも舞台の方が円形になっていて暗幕が大きな扉になっています。場面転換のときはそれがスクリーンになって映像が映されるのですが、映像が流れるように映され、それと同時に客席も回転します。だから最初は客席が動いているようには見えません。でも再び扉が開くと違う場面になっています。なかなか面白い仕掛けです。
 
肝心の劇の方は、いつも水戸で見慣れている小さな演劇とは違い、大掛かりな演劇でした。戦国時代末期の関東平野が舞台です。劇団☆新感線ではこの劇を何度も上演しているらしく、今回も見に行ったSeason風の前にはSeason花、Seoson鳥があり、この後もSeason月、Season極と続き、それぞれ出演者が異なるそうです。決してコメディーではないのですが、エンターテインメント演劇らしくセリフに小ネタが入ります。そういうのがお約束なのでしょうか?リピーターのファンも多そうで、ところどころ決め台詞的なシーンで拍手や笑いが起こります。僕は初めて観るのでついていけるか若干不安がありましたが、第1部1時間20分、第2部2時間という長さを感じさせないほどあっという間に時間が過ぎて行きました。
 
出演するのも松山ケンイチさん、向井理さん、田中麗奈さん、山内圭哉さん、生瀬勝久さんといったテレビでよく見る俳優さんがたくさん出てきます。朝ドラに出演していた俳優さんが3人もいるのは朝ドラファンとしては嬉しかったです。
 
そういえば向井理さんは水戸芸術館に出演したときに生舞台を見ていたので、そのときのことを思い出しました。あれは東日本大震災が起こる前の週でした。今日は、他の人の役が何かしら笑わせるセリフがあったのに、向井さんの役だけはずっとクールなままだったのが印象に残りました。その向井さんが演じる役名が無界屋(むかいや)だったのですが、これは向井さんが演じるからなのか、他の人がやっても無界屋なのか、ちょっと気になりました。
 
今日の席は前から10列目でしたが、横に大きな舞台なのであまり前すぎると見辛いかもしれません。座席が前後でずれているのはよかったのですが、前の席の人が比較的大柄な人だったせいでステージ中心が前の人の頭に隠れてよく見えなかったのが残念でした。特殊な劇場の構造上ステージの高さがないのはやむを得ないとして、その割には客席の傾斜がなだらかすぎるように思えます。僕自身も後ろの人に気を使いつつ、舞台を観るのに左右に首を振りながら座っていたので、首がとても疲れてしまいました。