上菅谷駅から乗った9時40分発の4両編成の列車は、自転車専用の車両がある訳ではなく、一般の乗客との混在でした。
車内では茨城ロボッツの堀オーナーに遭遇しました。今日はロボッツは郡山で福島とリーグ戦の最終戦があるのでした。コロナ禍ではなかったら郡山に行ってみるところですが、今は県外への移動を自粛しているので遠くから応援します。
自転車の乗り降りはどの駅でも自由にできるのではなく、水郡線の上菅谷、常陸大宮、常陸大子、磐城棚倉、そして常陸太田の各駅相互間です。そして乗れる列車もあらかじめ決まっています。僕は常陸大子駅で降りました。
常陸大子駅には11時39分着。下車してトイレを済ませた後、11時50分ごろに自転車に乗りました。
最初に目指したのは月待の滝。滝の裏側に入れます。
そこから次は生瀬滝。袋田の滝の上流にある滝ですが、滝に近づく道が途中で行き止まりになっていて、どうやっていくのか悩んでしまいましたが、近くにいた人に教えてもらい、川沿いを伝って行くことができました。ここは滝と言っても段差のある流れのようですが、この先にあの袋田の滝があると思うと、川に近づくのが怖くなりました。
この辺りでお昼近くになったので、生瀬滝に来る途中にあったお蕎麦屋さんに入ろうかと思いましたが、どうやらお店の外まで順番待ちのようです。あまり長い時間待つのは嫌だったのでそこには入らず、小さなコンビニエンスストアでおにぎりを買って軽いお昼としました。
今日のルートは実はあまり厳密には決めていなくて、まずは月待の滝と生瀬滝を見た後は、体力の様子を見て、あまりにも大変だったら常陸大子駅に戻るコース、余裕があったら常陸大宮駅か常陸太田駅に戻るコースにしようと思っていました。帰りに乗る列車は常陸太田駅だと15時14分発が最後、常陸大宮駅だと15時48分発が最後です。ここまで2時間弱かかっていましたが、常陸大子駅に戻るにはまだ体力に余裕があります。覚悟を決めて常陸太田駅を目指すことにしました。
しかし大子町の区間は上りが多く苦労しました。しかし、常陸太田市の旧水府村にはいると途端に下り坂が増えます。上りは地獄ですが、下りは天国です。後で記録を見ると最高時速が50.4km/hとなっていました。
途中で水を飲むために立ち止まったりはしましたが、まっすぐ常陸太田駅を目指します。常陸太田市の市街地に入った時、蕎麦屋さんが目に入りました。途中にあった蕎麦屋さんはすでに本日の営業終了だったところもあったのですが、ここは営業中でした。ここで時間を確認してみるとすでに15時すぎ。今から常陸太田駅に向かってももう乗れそうもありません。家まで自転車でそのまま帰ることに決めて、蕎麦を食べることにしました。
食べたのは辛味大根そば。つんとした大根の辛味でさっぱりと食べることができました。
店内を見渡してみるとサイン色紙が飾られていました。誰が来たのかなと思ったら茨城放送の菊地真衣アナでした。偶然入ったお店が、大好きなアナウンサーも過去に来たことがあるお店だったのが嬉しくなっちゃいました。
ここからはのんびりと那珂市を通って16時30分頃に自宅に到着しました。
後で記録を見てみると、今日の走行距離は約65km、走行時間は4時間20分でした。
自転車での旅行は20代の頃は何度か行いましたが、その後はやらないでいました。それが、水郡線でサイクルトレインが実施されると聞き、また茨城放送でも自転車のイベントが今後行われる雰囲気があるので、再びサイクリングをしてみたくなりました。20年以上のブランクがあるのにいきなり長距離を走って筋肉痛がちょっと心配ですが、案外走ることができたのでまたサイクルトレインで違うルートを走ってみたいです。