第12回げいぶん寄席

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常陽藝文センターで行われたアマチュア落語の会に行ってきました。
11月のバーバルバールの後に行った「ルーブル」で、たまたまお隣に座っていたご常連さんがこの会に出演するということを聞いていたのでした。
 
今日の落語会は落語5席と津軽三味線というプログラムでしたが、そのご常連さんはなんと今日が初高座とのこと。好文亭つば玄という名前で、口開けで「千早振る」を披露していました。
マチュアの落語会というのは今回初めて見てみましたが、本当に素人なのかと思うくらい皆さん上手に披露していました。
二松亭ちゃん平さんはなんとなく見覚えのある名前だなと思ったのですが、茨城キリスト教学園の先生でありながら社会人落語の全国大会で優勝された方のようです。
 
最後には津軽三味線まで聞けて、途中仲入りを挟んで約2時間半。これが無料で楽しめました。
 
げいぶん寄席は年に3回開催しているとのこと。また、もらったチラシには各地での落語会のお知らせもありました。初めて知った社会人落語の世界も楽しそうです。

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月と雷

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先月あまや座で「彼女の人生は間違いじゃない」を見に行った時に予告を見て、自分の名字と同じ名前が出てくるシーンが気になりました。他の地域ではまず見たことのない名前なので、ずいぶんと珍しい映画だなと思いました。その後映画館の人が、その映画はひたちなか市でロケをした作品というのを聞いて、それならありえると納得しました。
 
そんなわけで昨日からあまや座で公開された「月と雷」を見てきました。ひたちなか市でロケしたのに茨城県内では他には上映していないそうです。
 
主に出演するのは初音映莉子高良健吾草刈民代の3人。高良健吾さんは「彼女の人生は間違いじゃない」にも出演していたので、2作続けて見ることになりました。
 
この映画は前半に濡れ場シーンがあってR15指定なのですが、それ以降は少し「普通」とは違う関係の3人の生き方が描かれ、そして後半のストーリーにつながっていくのでした。
 
映画の予告編を見るとなるほどひたちなかの阿字ヶ浦あたりで撮影したんだなと思うようなシーンがありましたが、本編を見るとそれ以外にも勝田駅近くの飲み屋街が出てきて、昨日前を通った居酒屋も出てきたり、映像作品によく登場する那珂湊駅が出てきたり(那珂湊の名前などは隠されていましたが)、地元ならではの楽しみ方ができました。
 
映画の後には映画館の席に座ったまま映画の話をする「ムビチャト」が行われました。映画の撮影に協力したひたちなか商工会議所青年部の方やひたちなか市役所観光振興課の方がゲストで登場し、撮影時の様子などを話してくれました。それによると、去年の5月から6月の約3週間で撮影を行ったそうです。ほかにも重要な舞台となった一軒家を提供した方も来ていて、お話を聞かせてくれました。
 
ちなみに映画に出てきた撮影場所としては、勝田泉町の居酒屋「山甚道場」、横道屋のあるビルのカラオケスナック「雅」、大島陸橋近くのカラオケボックス「ウーノ」、阿字ヶ浦付近のさつま芋畑、バス停、阿字ヶ浦海岸、そしてひたちなか海浜鉄道那珂湊駅などでした。茨城交通のバスも何度か登場。大洗鹿島線は車両を貸し切っての撮影までしたものの、最終的にはカットされたとのこと。それから一軒家は佐和駅の近くということで、意外と家からも近いので帰りに探してみたところ、結構簡単に見つかりました。
主人公の勤めるスーパーは、残念ながら栃木県の足利市で撮影されたとのことでした。
 
ほかの方の話にあったのですが、地元がロケされた作品だと、地元が出てきて嬉しい、というプラスの気持ちもあるけど、ほかの地域の設定なのに知っているところが出てくると作品のストーリーよりも実際の場所のイメージが強くなってしまうというマイナスの面もあるということです。なるほど、そういえば今日の映画でも那珂湊駅は地元ではなくて遠く離れた場所の駅、という設定だったようですが、主人公の今いる場所である阿字ヶ浦と近すぎて少し混乱しました。そういうのは知らない方が幸せかもしれません。
 
そもそも、角田光代さんの原作も茨城を舞台にしていたようで、映画のパンフレットにあったこの映画の安藤尋監督のインタビューによると、原作の描写からモデルにした場所を推測してロケ地を探したようです。ということで、家に帰ってから角田光代さんの小説も買ってみたので、今度読んでみようと思いました。
 
 
ちなみにこれが予告編に出てきたシーン。

熊谷浩太郎 @渋谷 7th FLOOR

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スコップ団で知り合った友達の熊谷浩太郎さんが、全国流通のファーストアルバムを作り、ワンマンライブを行うということでそのライブに行ってきました。
 
平日の東京の夜なので、最初は行けないと思っていたのですが、ちょうど東京出張の日と重なったため、仕事帰りに行くことができました。
 
会場には他のスコップ団の仲間にも会うことができました。
 
浩太郎さんはピアノを弾きながら歌うスタイル。今日はアコースティックギターとドラムの3人構成のバンドでした。彼の歌を聴くのは初めてでしたが、素晴らしかったです。彼の凄いのはそれだけではなく、絵を描いて絵本を作ったり、日本舞踏をやったりといろんな才能があります。

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ライブ会場は食事もできるところで、僕は後ろの方のバーカウンターの席で聴いていました。前の方の席だと難しかったでしょうが、その席のおかげで途中何度かドリンクのおかわりを飲めました。今、ビートルズの分厚い伝記本を読んでいるのですが、まだレコードデビューする前の頃の話なので、ハンブルクリバプールのバーでライブをしている話がよく出てきます。今日の会場も僕の頭の中ではなんだかそんな雰囲気がしてきました。
ライブの後にCDを買ったので後でじっくり聴いてみようと思います。

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ライブの後は、会場で会った友達に誘われ、神田に移動してやはり別のスコップ団友達の飲み会の2次会に合流。少し前まで海外青年協力隊でアフリカに行っていたOさんと久しぶりに会って、アフリカの話などを聞かせてもらいました。
 
飲み会が終わった時にはすでに家に帰る電車がなくなったので、急遽友達のところに泊めてもらいました。
 

 

Unknown

Unknown

 

 

 

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「アップルパイの午後」

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水戸駅前のカフェ+雑貨のお店MINERVAで演劇がありました。
「アップルパイの午後」という尾崎翠の作品です。尾崎翠の名前は知らなかったのですが、明治29年に鳥取県で生まれた作家だそうです。
 
カフェの店内をステージにして、芝居だけでなく詩や短歌、それに小説の朗読などもありました。
 
スタートは書簡の朗読、続いて詩の朗読があり、その後に今日のタイトルにもなった「アップルパイの午後」の演劇です。これは登場人物が3人だけの芝居でした。といってもほとんどが2人による会話劇で、3人になったと思ったらそのうちの1人がすぐに退場してしまい、また2人芝居でした。手紙や電報が連絡手段であった頃の時代だからこその会話が繰り広げられます。
小道具にアップルパイが出てきたので、食べたくなりました。
 
演劇の後は登場人物が入れ替わり、4人の女性による会話劇です。途中で短歌や散文の朗読が入ります。そして最後が5人で登場人物を分担しての小説の朗読。朗読を聴くのも久しぶりですが、自分で本を読むのと違い耳だけで物語を聞くので、想像力が掻き立てられました。
 
劇場での演劇はもちろん好きですが、こういったカフェの一角をステージにした演劇も楽しいです。窓を背にした舞台だったので、外の景色が借景となっていたのもよかったです。
 

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ポイントホープ

公衆電話からある番号に電話をかけると聞くことができる物語。
最初の物語は全国どこの公衆電話からでも聞けるけど、2箇所目からは地図で示された場所にある公衆電話の電話ボックスに行き、その公衆電話に記された番号と組み合わせて完成させる電話番号にかけることでしか聞けないというもの。
そんなアートプロジェクトが水戸で始まっています。
 
あらかじめ参加キットを購入しておくと、地図とテレホンカードが手元に届きます。期間は今年の9月30日から来年の9月30日までと長いのでいつ行ってもいいのですが、特に予定もなく天気も良かったので行ってきました。
 
スタートは水戸駅前の電話ボックス。公衆電話とかテレホンカードとかを使うのは久しぶりです。電話で3分くらいの物語を聞くことができました。なんだかラジオドラマを聞いているみたいです。

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2箇所目は二十三夜尊。茨大方面のバスに乗り保和苑入り口で降ります。

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ここは以前、街歩きツアーで来たことがあったのですが、それ以来の場所でした。物語は保和苑にある小さな鳥舎にいる孔雀にまつわるお話でした。せっかくなのでその孔雀を見に行きました。残念ながら羽を広げる姿は見られませんでしたが、しばし和ませてもらいました。

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保和苑には常磐共有墓地が隣接しています。こちらはまだ中に入ったことがありませんでした。水戸藩家臣の墓が並ぶところですが、水戸黄門の格さんのモデルである安積覚兵衛や、桜田門外の変の志士たちの墓もあります。また天狗党事件で福井県敦賀で志士たちが押し込められた鰊蔵が移設されて資料館になっている回天館もあります。ちょうど歴史館で幕末の志士たちについて見てきたばかりだったので、興味深く見学しました。

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3箇所目は千波湖畔ですが、ここから直接行くバスは時間が合わなかったので一旦水戸駅に戻ります。
そして水戸駅からはちょうどこの週末に千波湖畔で開催されているラーメンまつりの無料シャトルバスがあるのでそのバスに乗りました。
 
僕はラーメンまつりにはたいして興味はありませんが、茨城の地酒があったり、ラーメン以外のフードもあると聞いていたので、ちょうどお昼だったこともありここで休憩することにしました。

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酒は稲里をお燗で、それと那珂湊焼きそばに、三陸のホタテと牡蠣をいただきました。

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ラーメンまつりの会場から近代美術館の方に歩いたところに3箇所目の電話ボックスがありました。ここでは千波湖の水鳥のお話でした。

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4箇所目は桜川の川岸です。地図によると約2.5kmとのこと。バスに乗っても乗り換えが必要なので桜川沿いに歩いて行くことにしました。
 
電話ボックスがあるのは水門橋のそば。この水門橋には昭和41年に廃止された水浜電車の線路が一部残っていることでも知られています。

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この電話から聞こえてきたのは歌声でした。
 
 
最後の5箇所目は水戸を離れて大洗になっています。今から大洗に行くとなると、陽が落ちて暗くなってしまうと考えて、今日はここまでとしました。
 
 
水戸駅まで戻り、ここからは飲み歩きのスタート。水戸駅ビルのTrue Brew、駅南の田吾作、おおたか、宮下銀座のハイカラーと4軒に行ってきました。

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「斜交」

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水戸芸術館で、近藤芳正さん主演の舞台。
昭和38年に発生した「吉展ちゃん誘拐事件」の取調べをモチーフにしていますが、登場人物の名前は実際の事件とは変えられています。
この事件の取調べを行っていたのは昭和40年6月末から7月初めにかけての10日間です。ビートルズが日本にやってくるちょうど1年前でした。ということは、NHK連続テレビ小説ひよっこ」の世界と同じ時代です。「ひよっこ」では悪い人が一人も出てこない明るく楽しい世界が広がっていましたが、こちらは暗い取調べ室が舞台でなかなか罪を認めない犯人に対して取り調べる刑事が怒鳴ったり時には手を出したりする世界です。
 
犯人は福島の貧しい農家の生まれ、貧乏なせいで靴もろくに履けず足が細菌にやられて足を引きずって歩くようになったとのことです。だからと言って4歳の子供を誘拐して殺害する、というのは断じて許されることではありませんが、時代の光と影を感じさせる事件だったと感じました。
 
近藤芳正さんの舞台は以前にも見たことがありますが、その時とは全然違って緊迫感が溢れる芝居をしていました。
 
上演が終わって劇場の外に出ても、しばらくは放心状態になるくらい迫力のある演劇でした。
 

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志士のかたち

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今日が最終日の茨城県立歴史館の特別展を見てきました。
入館料金は600円のところ、ケーズデンキのあんしんパスポートを持っているとなんと20%引きというので利用させてもらいました。
僕は歴史は少し苦手ですが、それではいけないと思い大河ドラマを見るようにしたりして少しずつ勉強しています。
そんな中、この展示は「桜田門天狗党、そして新選組」というサブタイトルがついていて、幕末から明治にかけての水戸のそして今の日本につながる流れを貴重な展示物で紹介するものでした。
 
約1時間半ほどかけて見て回りましたが、後半は息切れするくらい充実した展示でした。カタログも買ったのであとでじっくり見てみたいと思います。
 
これは個人的な意見ですが、幕末期の混乱で、水戸藩は内輪揉めという側面もありましたが、それでも伝統を守るべく実直に行動しただけという気がします。薩摩や長州と手を組もうと考えていたのに、どうしても裏切られた感がしてなりません。実直さも悪く言えば柔軟性がないとも言えるかもしれません。それが今日の茨城や水戸の不器用さにもつながっているのではないでしょうか?
 
 

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