クダラナ庄助は毎年9月に行われる音楽イベントで、前から気になっていたのですがなかなか行く機会がとれませんでした。なので今年は盆踊りとクダラナ庄助祭りと同じ日になったので両方見ることができました。
街なか広場で受付をすると、てぬぐいを渡されました。クダラナ庄助祭りの会場は市内の複数の店舗で、このてぬぐいをほっかむりするのがドレスコードとのことです。タイムテーブルももらいましたが、街なか広場を含めて9箇所で50組以上のグループが出演します。物理的に全部は聞けないので、タイムテーブルに記載されている出演者紹介を頼りになんとか絞り込みました。
最初はミュージックバー時代屋に行き、女子大生4人組のバンドを聞きました。まだ結成1年目とかで演奏はまだまだでした。
こんな感じのアマチュアが多く出演するのかと思いつつ、同じ会場で次に演奏したのはzabadakでした。名前を知らなかったのですが、有名なグループなのでしょうか?先ほどのバンドの時はお客さんは5人くらいしかいなかったのに、今度はいきなり満員になりました。
大友さんはリハーサルも何もなく参加しているようで、その場で演奏する曲を教えてもらい、即興的に演奏していました。
各グループの持ち時間は30分なので、あっという間に演奏が終わります。ここで時代屋を後にして、少し離れた福島テルサに行きました。ここでは開沼博さんのトークの時間でしたが、ゲストが漫画家の竜田一人さんでした。会場に着くと既にトークは始まっていましたが、ちょうど竜田さんがギターを持って歌を披露するところでした。トークについては時間の関係かあまり突っ込んだ話は出なかったような気がしますが、竜田さんにしても原発作業員の日常を淡々と描いているので、これが自然なのかもしれません。
次は街なか広場で、白崎映美と東北6県ろーるショーです。これは名前からして興味がありました。白崎映美さんは知らなかったのですが、山形出身で上々颱風のボーカルだった人でした。バンドメンバーには水戸でも演奏を聴いたことがある梅津和時さんも参加していました。白崎さんからは東北から歌手になると東京に出て行った話も聞けましたが、その思いを込めた歌声は日本のブルースを思わせるものでした。途中でステージから降りて、僕の持っていたハイボールを奪って飲んだりもしてました。
このステージも30分で終了です。次はまたまた時代屋で、「孤独のグルメ」原作者の久住昌之さん率いるバンド「久住シャケビー」です。テレビで見たことのある久住さんが目の前に現れたのですが、毎年クダラナ庄助祭りには参加しているとのこと。やはりもっと前から来るべきでした。演奏はその「孤独のグルメ」の曲からスタートしました。久住さんは漫画家が本職かと思いましたが、演奏もプロ級なのことにびっくりしました。
久住シャケビーの演奏が終わると一旦ホテルにチェックインして、夕方6時からいよいよ盆踊りです。
この盆踊りは伝統的な盆踊りではなく大友さんが率いる盆バンドの演奏と珍しいキノコ舞踏団の振り付けなので、とても現代的なのです。ちゃんとキノコ舞踏団のメンバーが振り付けの手本を見せてくれるので、それに合わせて見よう見まねで踊ればOKですし、ちゃんと合っていなくてもなんとなく輪の中に入って手足を動かせば問題ありません。周りで見ているだけの人を見るともったいなく思います。
今年はなんと、しばらく会っていなかったいわきのイラストレーター、ユアサミズキさんも福島に来ていました。思わぬ再会に嬉しくなりました。
途中休憩や昼間に行われた「スローバラード選手権」の優勝者のステージなどを挟み、夜8時まで楽しく踊りました。
最後はこれも毎年一緒に写真を撮らせてもらっている遠藤知絵さんと、今年も一緒に写真を撮ってもらいました。遠藤さんは今年は司会でも活躍していました。
さて、盆踊りの後は飲み歩きです。お盆の時期のためいつも行くお店は休みなのは仕方がありません。以前入ったことのあるお店で、飲んで食べました。
そしてこれは福島の郷土料理、イカ人参です。
いつもならこの後もう一軒となるのですが、連日の飲み歩きで少し疲れました。今日はここ一軒だけで終わりにしてホテルに帰りました。