集合は大阪の天王寺ですが、僕はまず名古屋から近鉄特急で大阪の難波に行きました。近鉄の特急に乗るのは初めてだったのでここからワクワクでした。名古屋から難波まで約2時間の乗車ですが、終点近くで2駅停まる他は津にしか停まらないのには驚きました。
天王寺で友達と集合してまずはランチです。駅近くの邸宅レストラン「リストランテ ベツジン」とおいうお店です。戦後の色を残す商店街を通り抜けたところにこのような瀟洒なお店があるのにも驚きましたが、近くに昔出張で定宿にしていた旅館があったのも驚きました。
落ち着いたお店で楽しく食事をしていたらこれから乗る列車の時間が近づいてしまったので急いでお店を後にします。
友人が事前に指定席を購入していてくれた席は4人が向かい合わせで座ることができるものでした。この列車の指定席自体はネットでも購入できるのですが、グループ席は近鉄の駅の窓口でしか購入できないとのこと。友人に感謝です。車内はヨーロッパの列車を思わせる豪華なデザインで気分も盛り上がります。隣の車両にあるカウンターでは沿線の地酒飲み比べセットが2種類あったので、友人と別々のものを頼み6種類の酒を飲み比べました。
ここからはバスに乗る予定でしたが、1時間ほどの待ち時間があるので、タクシーで行くことにしました。タクシーの中で運転手さんに洞川温泉のことを聞きましたが、以前は山の峠道しかなかったので時間がかかったが、今はトンネルが開通して行きやすくなった、それでも下市口駅からは1時間ほどかかる、先日の台風で道が通行止になっていて迂回しているところがある、などということを教えてくれました。
日が暮れて暗くなった頃にようやく目的地の洞川温泉に到着しました。
もう一人遅れてくる友人を待つために旅館街を散歩しました。ここは温泉といっても湯治のためというよりはこの先にある修験道の大峰山に行く途中の基地みたいな場所のようです。道路沿いの古くからありそうな宿には提灯が並び幻想的な雰囲気を出しています。
ちなみに大峰山は、全国で唯一女人禁制の山だそうです。
小さな酒屋さんがあったので宿で飲むために四合瓶の地酒を購入しました。
鮎の塩焼きを売っているお店で休憩していると、お店の人から「陀羅尼助丸」という薬をいただきました。この地区ではこの薬が名物のようで、いろんなところで売られているのでした。
宿に戻る途中で友人とも合流し、全員揃ったところで夕食です。椎茸や野菜と豆腐の鍋と、こちらでも鮎の塩焼きでした。
夕食後は温泉に入ります。ここは透明なお湯の単純温泉でした
そして先ほど購入した地酒、大峰山を友人と飲みながら会話します。あっという間に飲みきったところで布団に入りました。