クリスマスプレゼントコンサート2016、SECONDEARTH

f:id:ScouseKats:20161223165051j:plain

水戸芸術館の催しの中でも、会期の長い現代美術展や複数公演のある演劇と違って、1回限りのことが多い音楽会。結局今年もこのクリスマスコンサートだけしかコンサートホールに来ることができませんでした。
 
今年は早めのチケットを購入しただけあって、正面の席を確保できました。
おなじみ池辺晋一郎さんの司会で始まります。
 
第1部は原田節さんによる「オンド マルトノ」という楽器の演奏。鍵盤が付いている電波楽器だそうです。池辺さんが、大河ドラマの「独眼竜政宗」の時に使った時はあまり話題にならなかったのに、「八代将軍吉宗」の時には反響があった、というエピソードを紹介してくれました。
 
第2部は砂川涼子さんのソプラノ。声量の大きさに圧倒されました。
 
第2部が終わると恒例のプレゼント抽選会です。残念ながら僕は当たりませんでしたが、2つ隣の席の人や、前の席の人などが当選していました。
 
休憩の後は第3部。今日一番楽しみにしていた高橋アキさんのエリックサティとハイパービートルズです。このハイパービートルズは、ビートルズの曲を他の作曲家に編曲してもらい、それを高橋アキさんが演奏するというものです。水戸芸術館でもずっと前にコンサートが開かれたのですが、都合が悪くて聴きに行けませんでした。それが今回クリスマスプレゼントコンサートに出演するというので、早々にチケットを購入したのでした。
 
演奏されたのは「ミシェル」「イエスタデイ」「ゴールデンスランバー」「エデュイエ ブギ」と「<平和を我らに>によるショートファンタジー」の5曲です。4曲目だけ変なタイトルですが、今日の司会の池辺さん編曲で、原曲Hey Judeの逆さ読みだそうです。高橋さんと池辺さんは大学の同級生だそうで、ビートルズの曲は版権が高く、アルバムを出すのにビートルズの名前を出すのは難しかったという業界の裏話なども話しつつ、ある曲は比較的原曲に近く、ある曲はアレンジが施され、さまざまな表情を見せてくれました。このシリーズは全部で50曲くらいあるそうです。もっと聴きたくなりました。
 
最後のパートは水戸二高コーラス部の生徒さんによる合唱です。クリスマスらしい選曲で楽しい気分になりました。
 
終演後はエントランスホールに移動してオルガンと合唱で締めくくりました。
 
 
今回のプログラムは下記のリンクにて。

水戸芸術館|音楽|クリスマス・プレゼント・ コンサート2016

 

 

芸術館の後は、くろばねに最近できた「SECONDEARTH」へ。12月9日に開店したばかりだそうです。日立麦酒というクラフトビールが気になっていたのですが、今はまだ仕込み中ということで飲めませんでした。代わりによなよなエールとフィッシュアンドチップスをいただきました。日立麦酒が出来た頃にまた来なくてはなりませんね

f:id:ScouseKats:20161225093648j:plain

筑波大学<総合造形>展

f:id:ScouseKats:20161204141912j:plain

茨城県近代美術館の展示を見に行きたいと思っていたら招待券をもらったのでありがたくいただき、今日行ってきました。
 
筑波大学の芸術系の教員や卒業生などによる作品の展示です。大学で芸術を学ぶとはどういうことなのか、と若干疑問に思いつつ展示を見てみると、大学案内や年間の講義計画のような資料なども展示されていて興味深かったです。
 
作品の方も、前半は発足当時の教員の作品が中心で、今から見ると少し古さを感じるものも多かったですが、授業で学生たちに出した課題が展示されていたり、後半になるとメディアミックスな作品も増えて面白かったです。

f:id:ScouseKats:20161204154750j:plain

f:id:ScouseKats:20161204155917j:plain

駅伝応援

今日行われるのは、松島から仙台までを走る全日本実業団女子駅伝競争大会です。
僕の勤務先の陸上部が出場するのですが、僕は今回初めて応援に来ました。
スタートは12時15分なのですが、少し早めに松島に移動してちょっとだけ観光します。牡蠣を食べたりお寿司を食べたりしましたが、なんとここで偶然にも友達に会いました。僕が持参したタオルを一緒に持って、強制的にチームの応援をしてもらいました。

f:id:ScouseKats:20161127112213j:plain

f:id:ScouseKats:20161127114943j:plain

応援ポイントは全部で3箇所。まずはここ松島のスタート直後の松島海岸駅付近。ここではまだ集団で走っていたので、最初はどこに僕のチームの選手がいるかわかりませんでしたが、なんとか見つけました。あっというまに選手が通り過ぎたのを見送った後、すぐに仙石線の電車に乗り次のポイントに移動します。
 
次のポイントは、陸前原ノ町駅で下車して、陸上自衛隊仙台駐屯地付近の第4区。さすがにこの区間になると選手がばらけて、一人一人の走る姿が確認できます。前を目指して必死に走る選手の姿を見ると、自分のチーム以外の選手にも自然に声をかけることができました。
 
最後の選手が走るのを見届けて、最後の応援ポイント、ゴールの仙台市陸上競技場に向かいます。この移動は徒歩です。仙台市街地をぐるりと回る駅伝コースのおかげで、一生懸命走る選手よりも先回りすることができるのです。チーム別に分かれて観客席に座りますが、上位チームの応援団は人数も多く盛り上がっていました。
 
ここでも優勝したチームだけでなく、どのチームであろうと順位に関係なくトラックを走る選手にはスタンドの全員が声援を送っていました。
 
我がチームは目標としていた順位には届きませんでしたが、去年よりも順位が上がったこともあり、楽しく応援することができました。最後に競技場の外で選手を迎えて打上げを行い、帰途につきました。
 
今回、初めての駅伝の応援に行きましたが、思っていた以上に楽しかったです。また次に応援する機会があったら行ってみようと思いました。

f:id:ScouseKats:20161127151954j:plain

仙台

会社の女子陸上部の応援で仙台に行ってきました。
今日は移動日。職場の人たちとバスで仙台に向かいます。仙台に行くだけなのになぜ朝10時過ぎに集合なのかと思いましたが、どうやら仙台に着いてから飲みに行くためらしいです。さらに移動中のバスの中も朝から宴会状態でした。仙台までのルートが常磐道経由ではなく磐越道〜東北道経由だったのも不思議でしたが、これもバスの中でみんな飲むのでトイレ休憩を頻繁にするため、ということらしいです。確かに常磐道はサービスエリアやパーキングエリアの数が少ないですからね。

f:id:ScouseKats:20161126131035j:plain

そんなわけで途中何度もトイレ休憩を挟みながら夕方に仙台に到着しました。
ホテルにチェックインした後でまずはみんなで決起集会を行いました。
写真はありませんが、集会ではセリ鍋がメイン料理でした。
 
2次会はバラバラに別れたので、一人でおかん分店に行きました。
約2年ぶりのおかんです。タカハス親方とも久しぶりに再会し、宮城の地酒をいただきました。ごちそうさまでした。

f:id:ScouseKats:20161126214214j:plain

f:id:ScouseKats:20161127000425j:plain

県北芸術祭 おまけ

前日の日立シビックセンターでの「和田永 エレクトロニコス・ファンタスティコス! ~日立通電編~」は、行こうと思っていたものの急に体調が悪くなり、天気が雨だったこともあって行くのを断念したのが残念でしたが、今日は県北芸術祭の最終日です。すでに何とか一応一通りの会場に行ってスタンプラリーはコンプリートしたのですが、いくつか取りこぼしがあったので最終日にそれらを回ってきました。
 
まずは常陸太田。ここでは飴屋法水さんの「何処からの手紙」の常陸太田の招待状のうち、前回行った割烹旅館の他にもう一箇所あったのですが、それを見逃していました。常陸太田駅前の廃業したサウナの建物に、なぜか韓流スターのポスターが貼られていて、そのポスターが手紙に書かれた物語でした。このポスターにはサインも書かれています。なぜこんな所にポスターが貼られてあって、しかもなぜサインが書かれているのでしょう?その由来も謎ですが、それをこうやって手紙に書いて物語にしてしまう所も不思議です。作家の作り話かと思ったりもしたのですが、割烹旅館の話は実際にあった話のようなのであながち作り話というわけでもなさそうです。そういう目の付け所がアーティストたる所以なのでしょうが。

f:id:ScouseKats:20161120092639j:plain

 
 
次も同じく飴屋法水さんの手紙の舞台である上小川に行こうと思ったのですが、常陸太田からの道がこの日開催されているマラソン大会のために途中の道路が通行止になっていました。そこで行く順番を変えて常陸大子駅前商店街に向かいました。
 
ここでは前回大子を訪れた時に閉館日だった「街かど美術館」に行きました。展示物自体は大子の街のあちこちに展示されている東京芸大チームの作品でしたが、一箇所だけ行かずに終わるのも気持ちが悪いので来ることができてよかったです。

f:id:ScouseKats:20161120111845j:plain

f:id:ScouseKats:20161120111641j:plain

 
そしてもう一箇所、公式のガイドマップには載っていないのですが、やはり東京芸大チームの作品が旧上岡小学校から旧初原小学校に行く途中の県道沿いにありました。前回旧初原小学校に向かう途中にそれらしい展示があるのに気がつきましたが、時間がなくて通り過ぎてしまいました。そこで今日は車を止めて改めて訪れました。これは稲わらを保存するのに積み上げる「わらぼっち」を作品にしたものだそうですが、大子の案内状にいた人も話していましたが、地元の人にとっては当たり前の風景なので作品とは気がつかれない、と言っていました。それでも大学生にとっては興味深い風習に思えたのでしょう。このわらぼっちを作る、という過程自体が作品になっていたようです。

f:id:ScouseKats:20161120115203j:plain

 
 
これで展示場所の作品は飴屋法水さんの場所非公開の作品も含めてすべて回りました。でも最後にもう一箇所、上小川のキャンプ場に立ち寄ります。ここではやはり飴屋法水さんの「何処からの手紙」の中で、ホワイトプリンのことが書かれていました。前回来た時には売店が開いていなかったのでもう一度来てみました。ところが、今日は売店は開いていたのですが、ホワイトプリンを買おうとしたところ、もうないということでした。もしかしたら今日の訪問がもっと早い時間だとあったのかもしれません。
 
 
最後が締まらなくて残念でしたが、今回の県北芸術祭は、今まで行ったことがある場所に再訪したのはもちろん、県内でも行ったことのない場所に行けたのがよかったです。場所が広くて回るのが大変でしたが、地元再発見ができてよかったです。
また次回開催されるかどうかわかりませんが、もう少し場所を絞ってもよかったかなと思います。

The Collectors @水戸ライトハウス

 

f:id:ScouseKats:20161120162450j:plain

7月のフジロックで見て以来のコレクターズのライブ。ソロで見たのは2008年以来2回目でした。
最初はこのライブがあるのを知らなかったのですが、彼らのPodcastで今回のツアーで水戸に来ることを数週間前に知り急いでチケットを購入しました。そのおかげで整理番号はだいぶ後ろの方になりましたが、そこまで熱心に聞き込んでいるファンではないので後ろの方でちょうどよかったです。でも実際にライブが始まってみると、ベスト盤を聞き込んでいるおかげで知らない曲は新曲を含めて2〜3曲くらいで済みました。
今年でデビュー30周年のコレクターズ、ボーカルの加藤ひさしさんはもう50代後半で、曲によってはテンポを落としているのかなと思えたり、高音を出すのがつらそうな曲もありましたが、それでも熱唱するスタイルに心を打たれました。
 
フジロックで久しぶりにコレクターズを見たとはいえ、やはりワンマンのライブは密度が違います。夕方5時に始まって終わったのが7時20分頃。たっぷりと楽しませてもらいました。
 
最後に、コレクターズスタッフのつぶやきを紹介します。この写真には僕は写っていませんでしたが、同じ空間には間違いなくいました。

 

「ルドルフとイッパイアッテナ」

f:id:ScouseKats:20161113123225j:plain

2日続けての演劇で、今日は水戸芸術館で観てきました。
この劇は以前も水戸芸術館で上演されましたが、子供向けの演劇と聞いて観ないでいました。ところが今回、芸術館の専属劇団のメンバーである澤田孝司さんが今年の12月に劇団を退団してしまうと聞き、芸術館で澤田さんの舞台を観る最後の機会がこの「ルドルフとイッパイアッテナ」ということが分かったので観に行くことにしたのです。
 
メインの観客が子供たちなので久しぶりに2階席から観ました。俳優たちも猫の着ぐるみのような衣装を着て楽しく演じていました。
 
終演後はロビーで俳優さんたちとの交流タイムです。澤田さんにもご挨拶をして一緒に写真を撮らせてもらい、せっかくなのでプログラムにサインもしてもらいました。今後は出身地の福井に戻られてそちらでも演劇を続けるそうです。機会があったら旅行がてら福井に演劇を観に行きたいと思いました。今まで水戸でありがとうございました。