ホーム・ムービング!―8ミリフィルム鑑賞会と「みとびと」インタビュー

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「みとびと」の第3回は会場が水戸芸術館となり、水戸芸術館の「ホームムービング!」というプログラムと合体しての開催となりました。
 
第1部が「みとびと」とのプログラムで、ゲストは吉田類さんや倉本康子さんも酒場放浪記で訪れた「長兵衛」の女将さんの酒井恭子さんです。「長兵衛」は人気店で早い時間に行かないとなかなか入れないお店ですが、今日はその話ではなく、女将さんが育った水戸の谷中地区のお話です。
 
二十三夜尊桂岸寺の門前あたりが谷中です。僕にとってはあまり馴染みのない場所ですが、小さいながらも動物園があったりして、水戸で育った人にとっては幼稚園の遠足で行くような場所だったとのこと。水戸光圀ゆかりの桂岸寺ですが、明治末期に陸軍の連隊が佐倉から水戸に移動してきた時に、周辺に軍隊関連の商売を行う人たちも一緒に水戸に移ってきて栄えたとのことです。かつては花街で芸者の待合(置屋)が何軒もあったそうで、酒井さんの家もそうした待合だったそうです。今度はお店に行って話の続きを聞いてみたいと思いました。

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第2部は8ミリフィルム鑑賞会で、市民の方が提供してくれた昭和30年代〜40年代の家庭用の8ミリフィルムを、提供者の方のお話を交えながらみんなで鑑賞するというものでした。家族の記録を目的に撮影したものでしょうが、背景として写っているもののほうも今ではなくなってしまったものが写っていたりするので面白いものです。写っている人や場所が提供者にはわからなかったものでも、会場にいた人たちから「あれは〜だ!」とかいう声がかかるのもこうやってみんなで鑑賞する楽しさです。

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会場に展示されていた「水戸懐かし浪漫地図」も、映画館や書店など、かつて水戸にあった文化的なものが描かれていて懐かしくなりました。

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続いて水戸市役所から出てきたというフィルムを見るコーナーもあったのですが、次のイベントに移動するために会場を後にしました。