ピピロッティ リスト「Your Eye Is My Island -あなたの眼はわたしの島-」

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緊急事態宣言を受けて休館していた水戸芸術館が予約制で開館すると聞き、次にいつまた休館とか展示終了とかになるといけないので、早速予約して行ってきました。
 
スイス生まれのピピロッティリストの名前は知りませんでしたが、告知ポスターの鮮やかな色使いが印象に残ります。
 
いつもとは逆の順路でギャラリーに入ると、いきなり壁面のコーナーを使った映像があり、鑑賞者は靴を脱いで床に置かれたクッションに座って観賞します。リストは映像のアーティストなのでしょう。映像作品は自分のペースで観られないのでどちらかというと苦手な部類ですが、せっかくの展示ですからじっくりと鑑賞しました。
 
別の展示室では、家具や小物類が置かれ、様々なものに小さな映像が投写されていました。アルコールの瓶が並べられた作品では、地元水戸の地酒「一品」も仲間入りしていました。この展示は京都の国立近代美術館と水戸芸術館を巡回するものなので、京都の時には京都の酒瓶が並べられていたのでしょうか?
 
そして、また別の展示室ではベッドが並べられて寝ながら天井に映る映像を観る、という作品がありました。映像は何かのイメージビデオのようなものでしたが、暗い展示室に横になっていると心がどこか別の場所に飛んでいるような気分になりました。
 
最後には初期の映像作品のコーナー。中にはPG12の作品があってちょっとドキドキしましたが、ビートルズの「ハピネス イズ ア ウォームガン」や「セクシーセディー」の曲を使った作品などもあったり、解説の中にオノヨーコとの繋がりがあったりと、興味深く観ました。