アートセンターをひらく2023、シンポジウム「続・水戸空間診断」

昨日から始まった水戸芸術館の現代美術の展示ですが、今日は「続・水戸空間診断」のシンポジウムもあるので早速見に行ってきました。

 

まずは展示を見ます。

第1室は「ひらくの間」として、ギャラリーに来た人が自由に絵を描いたり本を読んだりできるスペースとなっていました。

 

第2室は曽根裕さんの自転車を丸く繋げたような作品。

去年日立市の大みか地区で開かれた「星と海の芸術祭」にも自転車を使った作品があったことを思い出し、同じ作家さんかなと思いましたが、そちらとはまた違った方でした。

 

第3室には壁にドーンと蔡國強さんの「水戸風水龍脈図」が。1994年の作品でしたが、また見ることができてよかったです。

 

他にも川俣正さんや曽谷朝絵さんの作品がありました。

 

第4室のヂョンヨンドゥさんの作品は映像作品だったので今日はパスし、第5室へ。

こちらには2012年にも展示されたゲルダシュタイナー&ヨルクレンツリンガーの作品。

当時見たのと同じように、真っ暗な部屋に丸い大きな万華鏡のような映像が映され、ブランコに乗りながら見ることができます。

 

第6室には再び曽谷朝絵さんの作品が窓に貼られています。

 

第7室はKITAの作品ですが、ここはまた後日見ることにします。

 

第8室には今日シンポジウムを行う水戸空間ガイド2023の展示。

この辺りでシンポジウムの時間になったので、ワークショップ室に移動します。

「水戸空間診断」は、2004年の「カフェイン水戸」で筑波大のグループが、水戸の街中の特徴的な建物や駐車場の分布などを記録、分析したものでしたが、たぶん展示自体は見ていなかったものの、成果をまとめた冊子を持っていました。今回はそれから約20年後に、どのように変化したか、あるいは変化しなかったか、ということを報告するものでした。また、当時と比べて街の中心部にあった店舗や住宅などが取り壊され、駐車場となるケースが増えているように見えますが、点在する駐車場をより魅力的にするには、ということを研究した茨城大の学生たちの報告、そして水戸の街並みを3次元デジタルでアーカイブする取り組みの紹介などがありました。

 

今回の展示は、購入したチケットで期間中何度でも入場できるというものなので、またじっくりと見に行きたいと思います。