椿昇+室井尚《飛蝗(プロジェクト・インセクト・ワールド)》

2001年の横浜トリエンナーレで登場し、今は水戸芸術館が所蔵する巨大バッタが、久しぶりに出現しました。

 

作者の一人である室井尚さんは今年の3月に亡くなったそうですが、椿昇さんと、水戸芸術館でコレクションした当時の学芸員の森司さんによるトークショーも開かれました。

最初はトークショーの会場が芸術館広場かと思っていたのですが、予定の時間になっても人が集まらず、おかしいなと思ってサイトを調べると、会議場が会場であることがわかり、10分ほど遅刻して席につきました。

 

冒頭は横浜トリエンナーレでの展示のドキュメンタリー映像を見ながらの話だったようですが、それはちゃんと聴けず残念でした。

その後そのバッタは水戸芸術館が購入することになって、椿さんは水戸芸術館が所蔵するのか、と驚き、森さんは現代美術は展示したらそのまま終わりとなる作品が多いので、現代美術の継承の意味で所蔵すると話していました。また、室井さんは水戸一高出身とのことで、多少は水戸にも関係していたとのことでした。

 

椿さん曰く、このバッタは単なる作品というよりはプロジェクトである、とも話します。それは、設置するのにも人手がかかるし、破れた場合には修復するのにも人手がかかるので、その過程も含めての作品ということになるとのこと。

今日の展示についてもボランティアの方々が多数参加していたようでした。

 

そして、学芸員の竹久さんから巨大バッタの修復・公開のためにクラウドファンディングを始めたとのお知らせもありました。これからもバッタが見られるように、僕も支援しました。

 

readyfor.jp

 

イベントが終了した後は現代美術ギャラリーの「アートセンターをひらく」展へ。

前回行った時に気になった「プリズムの夏」を読み終えたので、その感想を付箋紙に書いて貼ってきました。

 

www.arttowermito.or.jp