おしゃらぐの会

茨城放送の鹿原紀夫さんは本業のほかに、有難亭良慈緒(ありがていらじお)という高座名で落語をしていて、いつか落語を聞いてみたいと思っていたのですが、水戸みやぎん寄席で開かれる社会人落語「おしゃらぐの会」に出演するとのことで、行ってきました。

出演したのは有難亭良慈緒さんのほかに3名で、トリを務めたのは茨城キリスト教学園高校の教諭でもある二松亭ちゃん平(にしょうていちゃんぺい)さんでした。ちゃん平さんはアマチュア落語家としても有名で、何度か新聞などで目にしていましたが、こちらも初めて生で落語を聞くのを楽しみにしていました。

 

口開けは有難亭真仮名(ありがていまかな)さんの「松山鏡」。これは初めて聞いた話かも。

中入り前に好文亭梅朝(こうぶんていばいちょう)さんの「くしゃみ講釈」。これは聞いたことがあるかもしれません。顔を汗だらけにして熱演していました。

そして良慈緒さんは「千早ふる」という演目でした。以前水戸芸術館で聞いたことがありましたが、プロの落語家と比べるのは酷というもの。話の途中で茨城放送が誇る女性アナウンサー3人、菊地真衣さん、大島千穂さん、蓑輪史織さんの名前が出てきたので思わず拍手をしてしまいましたが、その名前に反応した人はあまり多くなかったようです。

ちゃん平さんは「コブラツイスト」。東京から特急ひたちで偕楽園に向かう、という設定の創作落語でした。社会人落語日本一決定戦で優勝した経験もあるということで、安定した話しぶりでした。

 

終演後は出演者が外に出ていたので、鹿原さんに声をかけてきました。

 

この落語会の前に、水戸駅前の「天定」というお店でお昼を食べてきましたが、このお店、いつ行っても閉まっているので本当にやっているお店なのかとずっと不思議に思っていました。今日はお昼をどこで食べようかと歩いていたら、店先にのれんが出ているのを見てこれはいいチャンスと入ってみました。

店内の張り紙を見ると土日祝日がお休みだそうで、どうりで休みの日にしか水戸に行かない僕にとってはいつも閉まっているお店だったのでした。ちなみに今日は祝日でしたが営業していました。

ここは以前は旅館もやっていたようで店頭には「旅館入口」の灯がありましたが、テープで隠されているので今は食堂だけなのでしょう。それでも今の時代にとても貴重な駅前食堂のスタイルでした。

意外とメニューの種類があり、お酒やつまみもそれなりに会ったので、こういうところで飲むのも昭和を感じられていいなとおもいました。

今日はこれから落語を聞くので蕎麦と日本酒をいただきました。

 

そして落語の後もやっぱり日本酒を飲みたくなり、一品の初しぼりを。

こちらのお店は、「ニューもっさん」という名前だったのがいつの間にか「ニューたけさん」になっててびっくりしました。