春風亭昇太独演会

水戸芸術館での春風亭昇太さんの独演会。

チケットを買った時、2月12日と勘違いしていて、その日なら建国記念日の振替休日で休みと思ってしまったのですが、実際には平日の2月21日でした。それでも会社を午後から休むことができたので、行ってきました。

 

昇太さんの落語は以前に何度か聴いたことあるかと思ったのですが、記録によると2010年に立川志の輔さんの独演会にゲストで登場して以来のようです。落語以外ではお芝居で2017年に水戸芸術館の舞台に出演しているのを観ていたのでした。でもそれ以外にも昇太さんの落語を聞いていたことがあるような気がするのですが、記録に残っていませんでした。。。

 

それはともかく、スタートは昇太さんが私服で舞台に登場し、トークするコーナーでした、

落語家さんが高座に上がる時は和服が基本ですから、私服姿はとても新鮮です。

昇太さんは立川志の輔さんのモノマネで登場したのですが、そういえば以前志の輔さんの独演会で昇太さんの「ちりとてちん」を聴いたことを思い出しました。昇太さんの話も、その志の輔さんの独演会で水戸に出演した時の話題でした。もしかしたら同じ日の思い出話だったのかもしれません。

昇太さんは静岡県の清水出身なので、Jリーグ清水エスパルスを応援しているとのこと。水戸ホーリーホックを応援する僕にとってはライバルになるかもしれませんが、昇太さんは、前シーズンにホーリーホックを指揮した清水エスパルスの秋葉監督のことを紹介しながら、Jリーグトークで盛り上げてくれました。

 

その次に登場した昇市さんは二ツ目さん。前座さんに比べると話ぶりにも少し余裕が感じられました。いつか真打に出世した時には少しは自慢できるかもしれません。

 

そして昇太さん。

最初は創作落語でしょうか、ストレスについての話でした。一席終わった後に休憩かと思ったら続けたのは「時そば」。この話は若手の前座さんがよくかける話だったので意外でしたが、さすが真打の話し方は違って体全体を使うもので、会場は爆笑の渦に包まれました。

 

休憩後の演目は「崇徳院」。最初はよくわからなかったですが、途中に出てくる「せをはやみ〜」の掛け声で、僕が落語にハマるきっかけとなったNHKの朝ドラ「ちりとてちん」でもそのエピソードが出てきた噺と気がつきました。

 

水戸芸術館では先日小澤征爾さんの献花を見てきたところですが、今日はまた少し場所が変わって、小澤さんが指揮を務めた水戸室内管弦楽団の写真やポスターの展示も追加されていました。