村を走った幻の小さな鉄道ー村松軌道ー

東海村歴史と未来の交流館で、村松軌道に関する展示があったので見てきました。

村松軌道とは、大正15年から昭和8年まで、今の東海駅から阿漕ヶ浦までの約4kmを走った鉄道ですが、写真が残されていないという幻の鉄道だそうです。

建物の中に入ると段ボールで作られた実物大の蒸気機関車が展示されていました。

 

展示室には東海駅前の建物を解体したときに出てきたと言う村松軌道のレールが中央に展示されていました。

 

そのほか、国立公文書館に残る村松軌道の申請書、機関車や客車の図面、路線平面図などが展示されていました。

路線図を見ると、今はもうないですが、母方の祖父母の家があったあたりを通っているようです。軌道跡を巡るスタンプラリーもやっているようですが、今は外が暑いのでもう少し出歩けるくらいになったら行ってみようと思います。

 

最後にはプロ野球西武ライオンズダイエーホークスで監督やGMを務めた根本陸夫さんのユニフォームが展示されていました。根本さんが東海村出身ということは知っていましたが、なぜここにこの展示が、と思ったら、村松軌道の発起人の一人である根本秀之介氏が根本陸夫さんの祖父であり、家を解体したときにレールが出てきたという家は根本家の家屋とのことでした。

展示は9月24日まで行われていて、期間中にイベントが行われる日もあるようです。入場無料で小さい展示室ですが、とても充実していました。カタログも売られていたので買ってきました。