公衆電話からある番号に電話をかけると聞くことができる物語。
最初の物語は全国どこの公衆電話からでも聞けるけど、2箇所目からは地図で示された場所にある公衆電話の電話ボックスに行き、その公衆電話に記された番号と組み合わせて完成させる電話番号にかけることでしか聞けないというもの。
そんなアートプロジェクトが水戸で始まっています。
あらかじめ参加キットを購入しておくと、地図とテレホンカードが手元に届きます。期間は今年の9月30日から来年の9月30日までと長いのでいつ行ってもいいのですが、特に予定もなく天気も良かったので行ってきました。
スタートは水戸駅前の電話ボックス。公衆電話とかテレホンカードとかを使うのは久しぶりです。電話で3分くらいの物語を聞くことができました。なんだかラジオドラマを聞いているみたいです。
2箇所目は二十三夜尊。茨大方面のバスに乗り保和苑入り口で降ります。
ここは以前、街歩きツアーで来たことがあったのですが、それ以来の場所でした。物語は保和苑にある小さな鳥舎にいる孔雀にまつわるお話でした。せっかくなのでその孔雀を見に行きました。残念ながら羽を広げる姿は見られませんでしたが、しばし和ませてもらいました。
保和苑には常磐共有墓地が隣接しています。こちらはまだ中に入ったことがありませんでした。水戸藩家臣の墓が並ぶところですが、水戸黄門の格さんのモデルである安積覚兵衛や、桜田門外の変の志士たちの墓もあります。また天狗党事件で福井県の敦賀で志士たちが押し込められた鰊蔵が移設されて資料館になっている回天館もあります。ちょうど歴史館で幕末の志士たちについて見てきたばかりだったので、興味深く見学しました。
僕はラーメンまつりにはたいして興味はありませんが、茨城の地酒があったり、ラーメン以外のフードもあると聞いていたので、ちょうどお昼だったこともありここで休憩することにしました。
ラーメンまつりの会場から近代美術館の方に歩いたところに3箇所目の電話ボックスがありました。ここでは千波湖の水鳥のお話でした。
4箇所目は桜川の川岸です。地図によると約2.5kmとのこと。バスに乗っても乗り換えが必要なので桜川沿いに歩いて行くことにしました。
電話ボックスがあるのは水門橋のそば。この水門橋には昭和41年に廃止された水浜電車の線路が一部残っていることでも知られています。
この電話から聞こえてきたのは歌声でした。
最後の5箇所目は水戸を離れて大洗になっています。今から大洗に行くとなると、陽が落ちて暗くなってしまうと考えて、今日はここまでとしました。