今日は本当は作家、高野秀行さんのオンラインイベントに参加する予定だったのですが、急遽中止になってしまったので、結城市に行ってきました。
結城市に最近できたクラフトビールを製造しているところがオープン２周年のイベントをやると言う話を聞いたのでそれをメインに、そして結城市にある日本酒の酒蔵巡りもしてみようと思ったのです。
ちょうど今はほぼ茨城県内の鉄道路線に乗り降り自由というきっぷ「ときわ路パス」を使って結城駅に降り立ち、まずは駅の北口から街を散策します。
結城市は中学生の時に部活動の大会で訪れたことがあるのですが、そのときは顧問の先生とともに市内にあるお寺に泊まったことを覚えています。もしかしたらそのとき以来の結城の市街地訪問かもしれません。
その時に泊まったお寺がどの辺にあったのかはもう記憶にありませんが、結城市には古い建物が今でも残る風情のある街です。いろいろ見所はありそうですが、それほど時間に余裕がなさそうだったので、まずは街で由緒のありそうな健田須賀神社を訪れます。もともとは健田神社と須賀神社という別々の神社だったそうですが、明治の時代に合祀されたとのことです。神社の名前にも現れているように、健康をお祈りしてきました。
それからすぐ近くにある酒蔵を２軒訪れます。まずは武勇。以前飲んだことはありますが、今日は小さな300ml入りの瓶のお酒を２種類購入しました。
武勇からすぐ近くには結むすびを造っている結城酒造があります。最初はだれもいなかったので不安になってしまいましたが、少ししてから蔵の方がやってきて、お酒を買いたいと伝えると向こうから試飲を勧めてくれました。最初に純米大吟醸を試飲させてもらいましたが、普段なかなか飲まないタイプでとてもおいしく、その後に別の２種類も試飲させてもらいましたが、当初はお手軽なのを買うつもりが、せっかくなので最初に飲んだ純米大吟醸を買いました。もちろんそれなりのお値段がするので若干ひるんでしまいましたが、こちらのお酒は家の近所ではなかなか流通していないし、試飲もさせてもらったのですからたまにはこういうのを買ってみるのもいいでしょう。
そして結城駅に戻って今度は南口からまっすぐ進んだところにある結城麦酒に向かいます。キャンプ用のテントや椅子・テーブルが並べられた会場で、3,000円で 11枚綴りのチケットを購入し、ビールはチケット２枚、フードは２枚または１枚で買うことができました。
ビールは４種類がタップから注がれるということで、その４種類を順番に買いました。今日はそのチケットで３回抽選を行うことができるのですが、なぜかどれも外れでした。
会場にはホップを作っているという方もいて、少しお話しさせてもらいました。この場にもホップが置かれていて、ホップの実（？）をちぎってビールに入れると苦味が増していいんだよ、と教えてもらいました。早速僕も試してみるとなるほどビールの味が一味変わりました。お土産に持って帰りな、というのでいただいてきました。これがあれば、普段家で飲む普通のビールもよりおいしくなりそうです。
先日水戸駅で物販があった時に５種類の瓶ビールを買ったのですが、こちらにはまた違った種類のビールがありました。せっかくなので６種類のをそれぞれ１本ずつ持ち帰り用に購入しました。ここでまた３回抽選をしたのですが、またもや全部はずれ。それを見かねたご主人が哀れんでくれて、追加で１本サービスしてくれました。
こちらは今日買った日本酒。
帰りの水戸線の車窓からは筑波山がくっきりと見えました。家の方からだと遠くに小さくしか見えない筑波山ですが、やはりこの辺りからだと存在感が大きいです。
帰りは水戸駅で乗り継ぎ時間が少しあったので途中下車。改札口で今日使ったときわ路きっぷを見せたり駅内のコンビニエンスストアで買い物をすると鉄カードなるものをもらえるというので、せっかくなのでそれも入手してきました。
そして帰宅してからは早速今日買ってきたビールのうち２種類を飲んでみました。
コロナ禍もあって県外になかなか出かけることができなくなってしまいましたが、今日は久しぶりの鉄道旅行気分も味わうことができました。また県内には他にもクラフトビールを造っているところが増えていますので、今度はまた別のところにも飲みに行ってみたいと思います。
