東京からの帰り道、まっすぐ茨城に帰るのもなんなんで寄り道していくことにしました。
行き先は宇都宮で、北千住から東武線の特急けごんに乗ります。私鉄の有料特急には乗り慣れないので切符を買うところからドキドキしました。
全席指定席で自由席はないのですね。宇都宮にまっすぐ行く電車はないので途中の栃木で乗り換えて東武宇都宮駅に着きました。
宇都宮に行った目的はずばり飲み歩きです。1軒目はBLUE MAGICというクラフトビールのお店です。以前東京ドームでのふるさと祭りに行った時に知ったお店です。
敷地内で作るビールを中心に約10種類のタップがありました。悩んだ末に頼んだのは「ドライホップしていません」というビールです。その名の通りドライホップしないで仕込んだものだそうで、ホップからくる柑橘系の香りが特徴的でした。
もう一種類「ドライホップしました」というのもあって飲み比べたくなりましたが、この後行きたいお店もあるのでそんなにたくさんは飲めません。次の一杯は別のタイプの「金の使者〜春Ver〜」というものにしました。これはジンジャーに桜フレイバーを加えた、先ほどのに比べるとアルコールも少し低くて(先ほどのは5.6%でこちらは5%)軽い感じで飲めました。
お店のマスターとビール談義をしつつ、飲み比べるためにはまた飲みに来ないと、と思いお店を出ました。ちなみにこのお店は一応のフードメニューはあるものの、食べ物の持ち込みは自由だそうです。お隣のグループでは持ち込んだタッパーをレンジにかけていましたが、そういうシステムなんですね。
さて、2軒目は宇都宮に来た目的である庄助に行きます。
太田和彦さんの著書で何度も紹介され、吉田類さんの酒場放浪記にも出てきた有名店です。開店から1時間ほど過ぎた時間だったので席が空いているかちょっと心配でしたが、暖簾をくぐり一人です、と言うと運良くカウンター席に案内されました。
1軒目でビールは済ましてきたのでここでは最初から日本酒です。このお店は会津の末廣1種類で、お燗にしてもらいました。
黒板に書かれたたくさんのメニューから、最初に選んだのは菜の花からし和とさといも煮。煮物などはカウンターの上に大皿で並んでいました。
そして最後にとっておいたのがこのお店の名物柚子みそです。柚子の中をくりぬいて味噌を詰め、お店の中の天井に吊るして干したものだそうです。薄くスライスして食べるのですが、これが日本酒によく合います。
この写真にもちらっと写っていますが、このお店はいたるところに猫の小物が置いてあったり、トイレには猫写真が飾ってあったりしました。おかみさんが動物好きのようです。これも酒好きで猫好きの僕には高ポイントでした。
今日はこれから電車に乗って家まで帰るので、2時間ほど飲んでお店を後にしました。
宇都宮は茨城から近いのでなかなか夜泊まりがけで来ることはありませんでしたが、とても楽しい夜を過ごすことができました。
でも宇都宮にはもう一つ、バーの街という顔もあります。今日は行けませんでしたので、また来なくてはなりません。