JR東日本水戸支社のイベント列車、E501 SAKIGAKEを利用する地酒列車がJR水戸駅から結城駅までの往復を走りました。水戸支社の地酒列車には毎回参加していますが、今回も往復乗車してきました。
E501 SAKIGAKEがデビューしたのが去年の11月23日でしたので、今回のは1周年記念のアニバーサリー号となりました。
水戸駅の出発は10時19分。少し前に水戸駅7番線ホームにやってきた列車には、今回用の特製ヘッドマークが付いていました。
乗車すると早速地酒セット6種類が振舞われます。
おまけについていたのはトートバッグかと思ったら、酒瓶専用のバッグでした。
今回参加の酒蔵は、須藤本家(笠間市)、磯蔵酒造(笠間市)、武勇(結城市)、来福酒造(筑西市)、浦里酒造店(つくば市)、西岡本店(桜川市)の6蔵です。
友部駅からはおつまみセットも配られました。
車内には今回提供の酒瓶がずらり。普段はあまり飲まない(飲めない)純米大吟醸が多く提供されて、だいぶ気持ちいい気分になりました。
乗客の中に、今乗っているE501 SAKIGAKEの模型車両を持ってきた方がいたので、一緒に写真を撮らせてもらいました。
車内では各蔵の方から蔵やお酒の説明がありました。武勇からはつい先日瓶詰めしたばかりだというしぼりたてのお酒も特別に提供されました。
列車は途中下館駅でトイレ休憩を挟みながら、あっという間に終点の結城駅に着きました。
結城駅到着は11時52分。水戸駅からは約1時間30分の乗車でした。
結城駅では結城市のマスコットキャラクター、まゆげったのお出迎え。
結城駅前の観光物産センターでは武勇や結城麦酒の試飲、落花生やつまみになる味噌の試食などが行われていました。
日本酒はすでに飲んでいますが、ゆうき観光大使のお姉さんから注いでもらえるので、飲まないわけにはいきません。
物産センターの中では結城紬の実演も行われていました。
今まで地酒列車で結城に来た時はイベントが行われていたり、武勇の蔵見学などもあったのですが、今回は特にイベントはないようでした。それでも、せっかく武勇のしぼりたてを飲ませてもらったので、蔵まで行ってそのしぼりたてをお土産に購入してきました。
すぐ近くの結城酒造の様子も見てきましたが、敷地はまだ更地のままで、ここで酒造りを再開するのはまだまだ先になりそうです。
先ほど味噌を買った味噌店の建物も古くて味があります。結城市内にはこのような見世蔵が数多く残っています。
あまりお腹は空いていませんでしたが、何も食べないわけにもいかないので、駅前の食堂でかき揚げそばを食べて、帰りの電車の時刻を待ちます。
帰りの出発は14時40分。
出発前に列車と観光大使の写真を撮ってもらいました。
帰りの列車でも行きと同じ6蔵のまた違った種類の酒と、おつまみセットが配られました。
往復とも車内で抽選会が行われたのですが、どちらも当たらなかったのは残念でした。
帰りは岩瀬駅でトイレ休憩の停車があったのですが、この岩瀬駅からはかつてと土浦駅の間を結ぶ筑波鉄道が走っていました。今から約40年前、その筑波鉄道が廃止になると知り、1986年10月に、筑波鉄道に乗るために立ち寄ったことがありました。
その当時の岩瀬駅を取った写真がこちら。
そしてこちらが今の岩瀬駅。
岩瀬駅に来たのはたぶんその時以来。正面の屋根の形が少し替わりましたが、それ以外の駅舎の形はあまり変わっていないようです。なんだか懐かしくなりました。昔は売店などもあって賑わっているように見えます。
常磐線で事故があった影響で少し遅れたようですが、飲んでいる分にはあまり気になりませんでした。むしろもっと乗っていたい気持ちでしたが、16時半ごろに水戸駅に到着して解散となりました。
ちなみに、12月には普段は新潟県内を走るイベント列車「越乃Syu*Kura」が、水郡線を走る「水郡線Shu*Kura」として運行されるとのこと。この列車には前から乗ってみたかったので、これは嬉しいです。チケットはこれから発売になるのですが、ぜひとも乗ってみたいです。