第11回水戸バーバルバール

毎度おなじみ水戸の飲み歩きイベント、水戸バーバルバールに参加してきました。今回も前売り券2枚を用意して8軒のお店を回りました。
 
まずは駅南地区を重点的に。

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1軒目、和BAL SEN。クラフトビールを多く揃えているお店のようですが、1杯目なので無難にバスペールエールと、4種類から選べるフードはうま塩シュリンプフリットにしました。バーバルバール専用のメニューしか見ることができませんでしたので、後で詳細調査が必要でしょうか。
 

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2軒目はニカイノアゴラ。バーっぽい雰囲気の落ち着いたお店です。キリン一番搾りとバーニャカウダでした。
 

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3軒目は酒趣。ここは以前もバーバルバールで入ろうとしましたが満席で入れなかったと思います。茨城産の食べ物を提供してくれるお店、という印象なのですが、その通り酒は地酒一品、そして料理は那珂川産秋鮭の香草焼き、奥久慈卵の温玉サラダ、土浦産蓮根と蒟蒻のきんぴらの3点盛りでした。
 

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4軒目は鉄板ダイニングあごら。2軒目のお店と姉妹店のようです。ここは料理がおすし盛り合わせとお刺身でしたが、それに合わせるドリンクメニューに日本酒がないのがとても残念でした。ビールというのも違う気がして悩みましたが、ハイボールにしました。
 
これでひとまず駅南4軒を固め打ちした後は水戸駅北口に回りバスで泉町に移動します。
 

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続いて入った5軒目は、空想酒舗 居眠白猫亭。少し前に街を歩いている時に発見した新しいお店で、名前からして気になっていましたが、ちょうどバーバルバールにも参加しているということで入るのを楽しみにしていました。山小屋風の店内ていただいたのはメーカーズハイボールとチーズフライ。お店の人もまだイベント慣れしていないようでバタバタしていて、あまり話ができなかったのが残念です。ここもまた後日入ってみたいお店です。
 

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6軒目は自然派洋風炉端焼 炉ん。メニューからお好きなもの一杯、一品、ということでいろいろなものから選べるのかと思ったら料理はおまかせの2種類のうちからの選択でした。僕は肉を食べないので、おまかせ前菜を肉抜きでリクエストしました。お酒は富士山麓のハイボールです。ハロウィンのお菓子ももらっちゃいましたたが、やってきた前菜が豪華で驚きました。
 

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7軒目は仲町通りの心。かつていざないという串揚げ屋さんだったところのようです。日本酒の稲里を飲みました。それとえび塩焼き。稲里の磯蔵酒造の「ちょっ蔵新酒を祝う会」の今年のマスが飾られてあったので、それをきっかけにお店の人と話しました。この時間になると人の動きもゆっくりになるので話しやすくなります。
 

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最後の8軒目は、当初はバーに行こうかと思っていましたが、まだバーに入る気分にならなかったので、同じ仲町通りの別のお店から、看板の創業五十年が気になってとり一に入りました。フードはおでんと酢の物なので日本酒を飲みたいところですが、ドリンクメニューはハイボールでした。ちょうど日本シリーズ日本ハムが満塁ホームランを打つシーンがテレビで放送されていました。お店の人は結構気さくな雰囲気で、50年もやっているお店なのでいろいろ話を聞きたいところでしたが、電車で帰る都合で1杯だけで切り上げました。
 
今日はなぜかハイボール多めの飲み歩きでしたが、結局8軒とも初めて行く店ばかり。なおかつもう一度行ってみたいお店もたくさんあって、楽しい飲み歩きができました。

県北芸術祭(5)常陸太田

常陸太田市の残りの作品を見てきました。
まずは市の中心部、鯨ヶ丘地区の梅津会館に行きました。

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この建物は昔の市役所だそうで、常陸太田出身の実業家がお金を出したそうです。この地域で活躍した常陸佐竹氏を中心とした歴史を展示したのが梅津会館1階での深澤孝史さんの作品です。

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常陸太田は昔から周りの地域の中心地でしたが、佐竹氏から徳川氏へと支配者が変わったことで、歴史の連続性が途切れているとの指摘が印象に残りました。
 

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梅津会館2階にはニパン オラニウェーさんの作品です。ベピーパウダーを使って茨城県の各地域の地図を立体的に描いた作品なので、室内にはベビーパウダーの甘い匂いが漂っていました。地図は必ずしも茨城県全体を表しているのではなく、部分部分で繰り返し配置されているようです。

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よく見ると勝田駅周辺を見つけることができました。
 
梅津会館の窓にはピンク色の紙が貼られて文章が書かれていましたが、鯨ヶ丘地区の他の商店にも同じようなピンク色の紙が貼られています。

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これが原高史さんの作品で、それぞれにはその商店の住人たちが語る自分の過去や街の様子が書かれています。テレビのドキュメンタリーなどで証言映像がありますが、それの活字版のようなものです。一般の人がお店の人にいちいち話を聞くことはありませんが、文字となって表に貼られているので、だれでも読むことができます。どれも昔は街が賑やかだったと証言しています。それを読む人も、昔の街の様子を想像することができます。とても興味深い作品でした。
 

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次はSPREADの作品。人の1日において何をしていたかを色で表現する作品です。人間だけでなく動物なども含まれていますが、生まれた日の赤ちゃんとか臨終の人、東日本大震災当日のことなどがありました。
 

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これは北澤潤さんのリビングルーム。以前水戸でも開催された、住民が日用品などを持ち込んで思い思いの場所に展示するというプロジェクトです。元の持ち主はバラバラですが、それが一つの空間に置かれることで意外な交流が生まれる、というもの。あまり事前に下調べをしないで来てしまいましたが、こういう作品だと自分でも何か持って来ればよかったなと思いました。
 

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市街地から離れたところにある休耕田で展示されているのが井上信太さんの作品です。開放的な野外に、2次元の動物が多数展示されています。

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目の前ばかりでなく、遠くに見える畑の中などにも展示されていました。この写真の中にも実は作品が展示されているのですが、これは実際に現地で見ないとそのよさがわからない作品だと思います。
 

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時間に余裕があったのでさらに次の作品を見に行きます。県北の代表的な観光地、龍神大吊橋にチェ ジョンファさんの作品があります。買い物した時にもらうレジ袋などをたくさん使った魚のようなオブジェです。山の中で陸に上がった魚が口をパクパクしているようでちょっとシュールで面白かったです。
 
神大吊橋の近くにあるもう一つの作品は、よく見たら温泉の中にある作品のようで、今回はお風呂の用意をしていなかったので行くのをやめました。
 

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最後にもう一つ、鯨ヶ丘に戻って、飴屋法水さんの「何処からの手紙」の3つ目の招待状に書かれた場所に行きました。今は営業していない割烹旅館「若柳」がその舞台です。招待状には実際にレーサーだった旅館の息子さんの話が書かれていてその資料室を見ましたが、それだけでなく割烹旅館としての歴史も紹介されていました。この日見た原さんの作品と同じように、常陸太田という街の歴史を感じさせるものでした。かつては栄えていた常陸太田の街も今は少し寂しい感じですが、街の底力はまだまだ衰えていないと思います。今回初めて鯨ヶ丘に行きましたが、これからも時々は訪れてみたい街でした。

キノコホテル @東京キネマ倶楽部

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<サロン・ド・キノコ~ゲバゲバ大革命>と題したキノコホテルの単独実演会(ライブ)に行ってきました。これまでフェスなどでは見たことがあるものの、単独のライブは初めてです。しかも会場が昔のキャバレーを改装した東京キネマ倶楽部です。1960年代の雰囲気を感じさせるバンドのライブ会場としては申し分ありません。
 
18時開演予定を少し過ぎて始まったライブはアンコールを含めて約2時間半。
曲名はほとんど覚えていませんが、どれもキノコホテル独特の世界感を表すサウンドで満ちていました。
終盤の従業員紹介の後にはマリアンヌ東雲がおなじみのキーボードの上に乗って立ち上がるパフォーマンスがありましたが、思わずよろめいたためにやり直しをしたシーンもありました。実年齢は不詳ですが、2007年に活動開始で来年が10周年ということはそれなりの年齢なのでしょう。
 
途中マリアンヌ東雲の衣装交換もあったり、フェスではどうしても時間の関係で省略されてしまうトークも含めて、存分に楽しむことができました。やはり好きなバンドは単独のライブで見なくてはいけませんね。
 

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県北芸術祭(4)常陸大宮、常陸太田

前回で海側の展示は全部見たので今日からは山側の展示です。
まずは常陸大宮市の空き店舗での展示。
 

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内海聖史さんの作品です。建物の天井の高さよりも大きい作品なので立てて展示することができません。
 

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これはレ=トゥア ティエンさんの作品。
天井から吊るされたバラバラの枝が、シルエットで木になっていました。
 

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隣接する別の空き店舗でのミヒャエル ボイトラーさんの作品。
木と竹と障子紙でできた大きな作品ですが、手で回すことができます。作品の周りにはこれから追加で貼り付けていくであろう素材が置かれていました。制作しながら展示していく作品なのかな?
 
 
次の展示会場に向かう前に寄り道したのは玉川村の横穴古墳。

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これは飴屋法水さんの「何処からの手紙」の作品の一つです。場所自体は今回の芸術祭とは関係なく存在しますが、それを作品にしているのは地元の大宮玉川郵便局から届いた手紙です。その中にこの横穴古墳にまつわるストーリーと地図が同封されていました。通常の展示会場では他のお客さんもいるのですがここは手紙を受け取った人しか来ない場所です。たった一人で実在する古墳と想像の物語を楽しんできました。
 
でもそこから次の場所に移動する途中、自転車で古墳の方に向かう人を見かけました。きっと僕と同じように手紙を受け取った人なのでしょう。手紙の指定では近くの水郡線玉川村駅から貸し自転車を借りていくことになっていました。僕は車で行きましたが、他に誰もいない古墳で同じ目的の人に会えたら楽しかったろうなと思いました。
 
 
そこから山の中をずんずんと進んで行ったのが旧美和中学校。ここは9組のアーティストの作品がありました。
 

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これは家庭科室や理科室などを使ったイザベル デジューさんの作品。
遠くにある何かを手前と中間にある2つのレンズを通して見るというものでした。
美和中学校は確か、僕の中学校の時の担任の先生が後に転勤していった学校だったと思います。その先生は理科の先生でもあったので、その先生のことを思い出しながら作品を見てました。
 

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これは佐藤悠さんのビデオ作品。県北芸術祭の展示作品を歌に合わせて紹介するという作品でした。
 

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これは津田翔平さんの作品の入り口。作品は職員室の中を真っ暗にして、その中を赤いレーザー光線でスキャンするようにしながら、何かが積み重なっているのを見る、というものでした。なので中は写真撮影ができなかったので入り口の写真だけです。
 

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これは校長室に飾られたmagmaの作品。学校での校庭や体育館で偉い人の話を聞く時に、退屈まぎれに話している人に対していろんなことを想像したことを思い出すようなユニークな作品でした。
 

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これは芸術祭のポスターにも使われた落合陽一さんの作品。薄いシャボン膜に蝶の映像を映すというものです。ポスターだと窓の外の森を背景にしていましたが、あまり明るいとよく見えませんでした。ちょっと角度を変えて写真に撮ることができました。
 

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これは鈴木浩之+大木真人さんの作品。作品というか、地球観測衛星からの電波を反射させるカゴのようなものを置いて、それを撮影したものでした。
 

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これは山本美希さんの作品。山本さんの作品は常陸多賀駅周辺にもありましたが、こちらは山本さんの漫画の原画の展示だそうです。
 

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これは村上史明さんの作品。日立駅にもありましたが、これも同じような作品で、こちらは天井から吊り下げられた飛行機型のレンズを通して見るので視線を動かすことができます。すると中の映像も同じように動きます。ですがそこに見えるのは仮想の映像なのです。自分で視線を変えられる分、余計不思議な感じがします。
 

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これはCALAR.inkの作品。ちょうど12時からパフォーマンスが始まるということであまり待つことなく見ることができました。まるで遊園地のアトラクションのように大きな本の中をくぐり抜けるとそこには物語の世界が広がっていました。プロジェクションマッピングとライブペインティングを組み合わせて、観客も参加しながらストーリーが進みます。とても楽しい作品でした。
 

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これは「Sound of Tap Board」チーム。タップダンスのように足を踏み鳴らすのですが、出てくる音を変えることができます。中には納豆の音のようなものもありましたが、それは何やらねちゃっとした音がしました。
 

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屋上には先ほども展示があった村上史明さんのもう一つの作品がありました。こちらは日立駅のと同じような形でしたが、見えるのは山の上にかぶさる大きな女の人でした。
 

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校庭に並べられた机と椅子も落合陽一さんの作品です。机が置かれている場所に近づくとそこにはいないはずの子供達の声が聞こえてくるという不思議な作品でした。
 
美和中学校の作品は点数も多かったですが、どれも見応えのある作品ばかりでした。
 
 
途中で常陸秋そばを食べながら次に向かったのは旧家谷楽青少年の家。

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駐車場にいきなりあったのはタワッシャイ プンサワッさんの作品です。ただしちょっと理解が難しかったです。
 
建物の中にはワン テユさんとマシュー ジェンセンさんの作品。

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ワンテユさんのは吹き抜けを大きな白い布で覆った作品。中に入ることができました。
 

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マシュージェンセンさんの作品は上空から見た久慈川の写真と畳の上に置いた石ころを組み合わせた作品。会場のすぐそばを流れる久慈川のいろいろな姿を想像しながら見ました。
 

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体育館の中にあったのはザドック ベン=デイヴィッドさんの作品です。入り口から見たらモノトーンの植物でしたが、奥に行って反対側から見ると鮮やかなカラーになっているのが驚きでした。

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常陸大宮市の最後の作品は道の駅常陸大宮かわプラザが会場です。今日は常陸大宮市制施行記念のイベントも開かれていたようですが、それを見ていると時間がなくなることがわかっていたのでパスして、塩谷良太さんの展示作品だけ見ました。

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久慈川を望む場所に置かれた大小の彫刻です。県北芸術祭だけでなく恒久的に設置される作品とのこと。さっそく子供たちの遊び場となって使われているようです。
 
 
今日の予定はここまでのつもりでしたが、もう少し時間がとれそうです。帰りの道すがら常陸太田市内の作品をいくつか見てみることにしました。
 
常陸太田市自然休養村管理センターには6組の作品の展示がありました。

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これは石田尚志さんの映像作品。壁と床にアニメーションのような映像を写していました。
 

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これは三原総一郎さんの苔の作品。係りの人が子供に霧吹きを渡していました。湿らせると苔が開いたりするのかな?
 

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これはBCLの作品。折り鶴なのですが、DNA鎖が注入された和紙を使った折り鶴とのことです。
 

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これはヴァイド インフラの作品。なんと納豆菌を使って3Dプリンターで出力した作品だそうです。
 

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これは岩崎秀雄+metaPhorestの作品。県北で盛んな納豆や日本酒、醤油などの発酵文化と、人工細胞を組み合わせた作品でした。
 

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これはオロン&イオナ&マイクの作品。ミツバチと微生物の2つの孵化器で芸術とバイオテクノロジーの組み合わせだそうです。この会場では山の自然とテクノロジーを生かした作品が多くありましたが、実際の展示会場も山の中にあるので、会場の中と外の一体感を生み出しています。
 
続いては市街地の方に移動して、常陸太田市民交流センター、パルティホールの庭にある國安孝昌さんの作品。

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日立市の海沿いにあった作品と対になっているものです。こちらのはより大型の作品になっていました。
 
今日のラストは道の駅ひたちおおたの中にある内海聖史さんの作品。

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この作品はレストランの中にあるので食事をしないと見ることができません。少し早めの夕食を食べながら鑑賞しました。
そういえば今日は最初に見たのも内海聖史さんの作品でした。内海さんの作品で始まり、内海さんの作品で終わった1日でした。

市街地の落書き消し、フルートリサイタル

東北復興支援がきっかけで知り合い、その後は飲み友達として一緒に飲み歩き、実は歌うカウンセラーのUさんが中心となってひたちなか市中心部の商店街の落書き消しの活動を行っています。もう7回目とのことですが僕は今回初めて参加しました。
 
僕も含めて7名で行いましたが、僕以外は以前にも参加しているとのことで、やりかたを見よう見まねでやってみました。
 
落書き消しを行うのはトタンでできた物置と空き店舗となってしまったお店のシャッターです。最初に薬剤をつけて少し時間をおき、その後使い古しの歯ブラシでこすります。最後に水で濡らした雑巾で拭くと綺麗になりました。

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毎月1回やっているとのことですが、なかなか参加できませんでした。でもやってみると意外と気持ちよくなりました。今後も都合がつけば参加してみたいと思います。
 
落書き消しのことはUさんのブログにも詳しく記されていますのでぜひご覧ください。
 
活動終了後にカフェで休憩した後に解散しました。
 
 
その後ランチを食べてから向かったのはひたちなか市文化会館です。

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高校時代の担任で音楽の先生だった牧野先生がフルートリサイタルを行うので聴きに来ました。同級生のMさんも一緒でした。こちらもすでに第7回だそうで、だいたい年に1回開催していたようです。
牧野先生のフルートの他には、バイオリン、ヴィオラ、チェロ、ピアノ、そしてもう一人のフルートと一緒に、休憩を挟んで約2時間の演奏会でした。
 
途中で、主旋律抜きでテンポも変えた演奏を聞いて曲名を当てるコーナーがあったのですが、なんと僕が当ててしまいました。当てた曲は「365日の紙飛行機」でした。朝ドラを毎日見てたおかげです。賞品として先生の息子さんがやってるという洋菓子店のお菓子をいただいちゃいました。終演後には先生とお話しして、実は先生の今のお住まいが僕の家から徒歩数分のご近所なので、今度遊びに行くことを伝えました。
 

クリストとジャンヌ=クロード アンブレラ 日本=アメリカ合衆国 1984-91

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今日は県北芸術祭はお休みして水戸芸術館の展示。と言っても県北芸術祭に関連した企画展です。クリストは1991年10月にアメリカのカリフォルニアと日本の茨城県で同時にアンブレラ展を行いました。この時僕は茨城を離れていたので直接見ることはできませんでしたが、展示を行ったことは知っていました。そして会期中にアクシデントがあり途中で中断してしまったと記憶しています。その時の展示会場が茨城の県北地域で、ちょうど今の県北芸術祭が開かれているエリアと重なります。
今回の展示はその時のプロジェクトの構想から具体的に土地の所有者に向けての説明、実際の工事を請け負った会社の施工記録などからなりました。そして展示に使われたアンブレラの骨組みやシートの実物も展示されていました。

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茨城にいなかったので仕方がないところはありますが、実際の展示を見てみたかったです。
 
2016年10月1日[土]~ 2016年12月4日[日]

Eight Days A Week The Touring Years

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TOHOシネマズひたちなかで、ビートルズのライブ活動を中心としたドキュメント映画を観てきました。
何年か前にビートルズの映像を集めているという話を聞いた記憶がありましたが、それが今年、ロンハワードの監督により劇場作品として公開されたのです。
ビートルズの映像作品はこれまでにもいくつか見たことがありましたが、ライブ活動に絞ったことで演奏するビートルズの姿をじっくりと堪能することができました。
ポール、リンゴのインタビューやジョン、ジョージの過去のインタビュー、実際にライブを見たアーティストや関係者のインタビューもありました。日本からはカメラマンの浅井慎平さんのインタビューが登場しました。
 
初期の頃は演奏もタイトでスピード感があります。特に、ワシントンDCでのライブのリンゴの渾身を込めたドラミングの映像はあまり目にする機会がなかったのでしびれました。
この頃のライブを生で見てみたかったです。
そして何より強く印象に残るのが観客の歓声です。映画を観終わった今でも耳に残っている感じです。
1963年のイギリス、ヨーロッパでのライブから、アメリカに行ってより大きな会場でのライブ。それが1966年になると日本やフィリピン、アメリカでビートルズ排斥運動も起こります。彼ら自身もライブツアー自体に疑問を持つようになり、ついにはコンサートをやめてしまいます。その後はスタジオ活動を簡単に紹介して、1969年のアップルビル屋上での「ライブ」でビートルズ自体が終わりを迎えてしまいました。
ビートルズのことだけでなく、ケネディ暗殺やベトナム戦争、人種差別など社会情勢ともリンクしていたことを示す映像も挟まれます。
 
 
本編の後は1965年8月のニューヨーク シェイスタジアムのライブがありました。本編の方ではいわゆる場内アナウンス用のスピーカーから聞こえるような音も聞こえてきましたが、大規模な会場でのライブなんてなかった当時、本当によくやったと思います。
 
そしてスクリーンにいたリンゴがもうすぐライブのために日本にやってきます。今からワクワクしています。