宇都宮飲み歩き

東京からの帰り道、まっすぐ茨城に帰るのもなんなんで寄り道していくことにしました。
行き先は宇都宮で、北千住から東武線の特急けごんに乗ります。私鉄の有料特急には乗り慣れないので切符を買うところからドキドキしました。

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全席指定席で自由席はないのですね。宇都宮にまっすぐ行く電車はないので途中の栃木で乗り換えて東武宇都宮駅に着きました。

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宇都宮に行った目的はずばり飲み歩きです。1軒目はBLUE MAGICというクラフトビールのお店です。以前東京ドームでのふるさと祭りに行った時に知ったお店です。

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敷地内で作るビールを中心に約10種類のタップがありました。悩んだ末に頼んだのは「ドライホップしていません」というビールです。その名の通りドライホップしないで仕込んだものだそうで、ホップからくる柑橘系の香りが特徴的でした。

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もう一種類「ドライホップしました」というのもあって飲み比べたくなりましたが、この後行きたいお店もあるのでそんなにたくさんは飲めません。次の一杯は別のタイプの「金の使者〜春Ver〜」というものにしました。これはジンジャーに桜フレイバーを加えた、先ほどのに比べるとアルコールも少し低くて(先ほどのは5.6%でこちらは5%)軽い感じで飲めました。

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お店のマスターとビール談義をしつつ、飲み比べるためにはまた飲みに来ないと、と思いお店を出ました。ちなみにこのお店は一応のフードメニューはあるものの、食べ物の持ち込みは自由だそうです。お隣のグループでは持ち込んだタッパーをレンジにかけていましたが、そういうシステムなんですね。
 
 
さて、2軒目は宇都宮に来た目的である庄助に行きます。

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太田和彦さんの著書で何度も紹介され、吉田類さんの酒場放浪記にも出てきた有名店です。開店から1時間ほど過ぎた時間だったので席が空いているかちょっと心配でしたが、暖簾をくぐり一人です、と言うと運良くカウンター席に案内されました。
 
1軒目でビールは済ましてきたのでここでは最初から日本酒です。このお店は会津の末廣1種類で、お燗にしてもらいました。
黒板に書かれたたくさんのメニューから、最初に選んだのは菜の花からし和とさといも煮。煮物などはカウンターの上に大皿で並んでいました。

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続いての注文はほたるいか酢みそと栃尾油揚げ焼き。このころになるとカウンターのお隣の方とも会話が始まり、油揚げの量が多かったのでおすそ分けしたり、逆に頂いたりしました。この間酒の追加注文も忘れません。

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そして最後にとっておいたのがこのお店の名物柚子みそです。柚子の中をくりぬいて味噌を詰め、お店の中の天井に吊るして干したものだそうです。薄くスライスして食べるのですが、これが日本酒によく合います。

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この写真にもちらっと写っていますが、このお店はいたるところに猫の小物が置いてあったり、トイレには猫写真が飾ってあったりしました。おかみさんが動物好きのようです。これも酒好きで猫好きの僕には高ポイントでした。

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今日はこれから電車に乗って家まで帰るので、2時間ほど飲んでお店を後にしました。
 
宇都宮は茨城から近いのでなかなか夜泊まりがけで来ることはありませんでしたが、とても楽しい夜を過ごすことができました。
でも宇都宮にはもう一つ、バーの街という顔もあります。今日は行けませんでしたので、また来なくてはなりません。

ひよっこ展

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4月から始まったNHK連続テレビ小説「ひよっこ」は茨城県が舞台です。
僕はこのいわゆる「朝ドラ」が好きで毎作品とも全部見ているのですが、今回は茨城県が舞台ということで余計に楽しく見ています。耳慣れた茨城弁が毎朝全国放送で聞けるし、SNSでも茨城弁ていいねとかいう書き込みを見るととても嬉しくなります。
 
有村架純さん演じる主人公谷田部みね子のお母ちゃん(木村佳乃)が、出稼ぎ中に行方が分からなくなったお父ちゃん(沢村一樹)を探しに東京の警察署に行ったとき、担当の警察官が「いばらぎの〜」と何度も言うのに耐えかねて、「いばら『ぎ』じゃなくて、いばら『き』です。」というシーンは、全茨城県民の気持ちを代弁してくれたと拍手喝采でした。
また、ナレーターの増田明美さんにまで「変なおじさん」と紹介されたみね子の叔父さん宗男(峯田和伸)は、物語の舞台の昭和39年当時としては珍しくマッシュルームカットでユニオンジャックを付けたスクーターに乗っています。ビートルズが好きなのかなあとなんとなく思っていましたが、現実世界でポールマッカートニーが来日して、ビートルズ時代に舞台に立った武道館でライブをやるというその日に、なんとドラマの中で宗男の口からビートルズの言葉が出てきました。しかも珍しくニュース映像で動くビートルズの姿まで登場です。茨城に住む朝ドラファンでビートルズファンの僕にとっては最高の朝ドラです。
 
僕は今回の武道館のポールライブには行きませんでしたが、東京ドームでのライブを見に東京に来たついでに、「ひよっこ展」が開催されているNHKスタジオパークに行ってきました。ちなみに大型連休中(NHKではゴールデンウィークとは言わずにこう呼ぶことにしているらしいです)は入場料が無料でした。
入り口近くの展示コーナーでは、等身大のみね子や他の出演者のパネル、すずふり亭の入り口、小道具などが展示されていました。
 

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谷田部家の皆さんと。
 

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みね子とのツーショット。
 

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すずふり亭のショーウィンドウとメニュー。
 

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すずふり亭のマッチ。
 

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みね子の親友時子が愛読している雑誌。
 

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みね子の高校の制服とすずふり亭のテーブル。
 

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みね子の高校のバッチ。架空の常陸高校に通っています。字は違いますが、僕もヒタチの名のつく高校に通っていたので親近感が湧きます。
 
 
スタジオでの収録現場見学ができるかなと思っていたのですが、この日は見学コーナーの窓が塞がれていて見ることはできませんでした。
 
トーリーは今後、みね子が集団就職していった先の東京が舞台になるようなので、茨城が出てくることが少なくなってしまいそうなのが寂しいです。
 

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おまけで、別のところで展示していた大河ドラマ「おんな城主直虎」に出てくる猫の人形。

Paul McCartney 30 Apr @東京ドーム

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ポールマッカートニー東京最後のライブの日、今日は入り待ちする時間はありませんでしたが、夜は東京ドーム近くのホテルに泊まることにしたのでドームに行く前にチェックインしました。
 
今日はアリーナ席なので開演前の酒は控えました。今日の席はB10ブロック。最初はアルファベットと数字の組み合わせを勘違いしていてずいぶん後ろの方の席だろうなと思っていたのですが、実はステージ正面のいい席だったのでした。しかも席に着いてビックリ、本当に真正面でした。今までファンクラブ経由で取ったチケットはそれほどいい席ではなく、こういう席は初めてでした。しかもしかも、すぐ後ろには20年前にパソコン通信で知り合った友達がいて声をかけてきたのでさらにビックリです。

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開演前のDJタイムでも席でじっとしていられなくて通路で踊っていたら、同じく踊っていた方と盛り上がり、今日もまた初めて会ったのに一緒に写真を撮らせてもらいました。

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今日も開演時間通りには始まりませんでしたが、昨日よりは少し早めにポール登場です。うわっ、今日は肉眼でもちゃんと顔が認識できる距離です。しかも真正面すぎてポールの真後ろにいるドラムのエイブの姿が見えないくらいです。衣装は昨日よりは少しフォーマルっぽい衣装でした。

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今日のオープニングもA Hard Day’s Nightでした。でも2曲目は昨日のSave Usの代わりにWingsのJuniors Farmでした。他にもI’ve Just Seen A Faceの代わりにWe Can Work It Outをやったりと、今回は毎日同じセットリストではないようでした。
 
アリーナ席なのでほとんどの人はずっと立ちっぱなしでしたが、僕はもう体力に自信がないので途中で少し席に座ったりもしました。それでも隙間からポールの顔だけが見えたりして、本当に素晴らしい席でした。

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今回のポールは、以前に増して積極的に日本語を話しています。しかも自分の名前や東京ドームといった英語も「ポォルゥ マッカァトニィ」とか「トウキョウ ドウム」とかちゃんと(?)母音まではっきり言う日本語の発音で話していました。「ゴールデンウィーク」は今日だけだったかな?
 
Live And Let Dieでは爆発の演出があるのですが、遠くからだと炎と音で楽しむところが、今日はしっかりと熱も感じることができました。

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本編最後の曲はHey Judeなのですが、今日は主催者側からのサプライズ企画ということで、あらかじめ座席に用意してあったサイリウムを掲げました。会場全体が青いサイリウムで光ります。幻想的な光景でした。今日はアリーナ前方の席ということで、前回の武道館の時に作った手製のメッセージボードを掲げてみました。スクリーンに映るといいなと思いましたが、それは確認できませんでした。

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そしてアンコール。昨日とは少し構成が変わり、Get Backを演奏しました。そしてその後、特別ゲストと紹介があり、登場したのは2人組の女性ファンでした。最初に登場した人はあまり英語が得意ではなかったようで、会話のテンポがかみ合わないところもあってもどかしく感じました。でもそれは客席から見てるから言えることで、きっとステージ上では緊張しているだろうし、照明は眩しいだろうし、会場全体に聞こえるようにマイクを通して話すのは難しいでしょう。もし自分がステージに上がったら真っ白になってまともに返事できないのだろうなと思いました。
ゲストはこの2人だけでは終わりませんでした。次は4人の女性が登場しました。その姿を見てあっと驚きました。なんと昨日開演前に写真を撮らせてもらった日本語Tシャツを着てた2人組だったのです。昨日、そのTシャツはどうしたのですか?と聞いたら、手作りしたわけではなく売られているのを買ったんです、ということでしたが、同じTシャツを着ている人は他に見なかったので、昨日会った人に間違いない、と思いました。さらにもう2人の方も、アンソロジーのスカートをはいていましたが、そのスカートも見覚えがあります。昨日の入り待ちの時に隣にいた人もアンソロジーのスカートをはいていたのです。こちらも素敵なスカートですね、と声をかけようかと思ったのですが、こちらは思っただけで言いませんでした。でもこのスカートも他では見ません。ちょっと自信がありませんが、ステージに上がった4人とも昨日近くにいた人かと思うとなんだか僕も嬉しくなってしまいました。4人はステージに残り、Hi, Hi, Hiを間近で聴くことができ、最後にはポールと一緒にハグをしていました。なんともうらやましい方たちです。

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そして最後の最後、アビーロードB面メドレーが始まると、これでもう最後なんだと涙が出てきました。
 
結局今回は東京だけの日程だし、今までアンコールは2回あったのに今回は1回だけとか、さすがのポールも疲れたのかなとも思うけど、最後にはまた来るよと言ってくれたのでその言葉を信じようと思います。
 
退場するときにふと隣のブロックを見るとなんとここにもビートルズ仲間がいました。こうやって、特に会おうと決めたわけでもないのに知り合いに会えるのもポールのおかげです。
 
昨日は退場後は家に帰るのに慌ただしかったですが、今日はこのまま泊まりです。水道橋駅近くにビートルズの曲を流す洋風居酒屋があったので、ビールを飲みながら余韻に浸っていました。周りの人もドーム帰りの人のようです。誰かが会場で使ったサイリウムを出すと店の人も気を利かせてHey Judeを流してくれたので、店内にいるみんなで大合唱が始まりました。昨日、今日と楽しくて仕方がありません。こんなに幸せにしてくれたポールに感謝です。

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この日のセットリストはこちらを参考にさせてもらいました。

第十一回ちょっ蔵新酒を祝う会

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毎年4月の最終日曜日に開催されてきた磯蔵酒造のちょっ蔵新酒を祝う会。去年いろいろあったみたいで今年の開催がなかなか決まりませんでしたが、開催要項を多少変更してなんとか開催されました。
ただし今回は僕の方でも少し問題がありました。ポールマッカートニーの来日ライブと日程が重なってしまったのです。
2年前にも4月末にポールマッカートニーの来日ライブがあったのですが、このときはちょうどライブのない日にちょっ蔵新酒を祝う会があったので両方行けましたが、今回はちょうど重なってしまいました。
ポールのライブは今回は2回行くから1回だけにしておくか、でもこの日は日本公演最終日だから外せない、ちょっ蔵新酒を祝う会も毎年行っているから今年も行きたい、といろいろ悩みながら出した結論は、土曜日に東京ドームから一度家に帰り、昼から始まるちょっ蔵新酒を祝う会に1時間ほど滞在してからそのまま東京ドームに行く、ということでした。本当は土日と2日連続のライブなので東京に泊まれればよかったのですが、ちょっ蔵新酒を祝う会だって楽しみたい。今回はやむを得ません。
 
いつもなら場所取りのために早い時間に着くようにしているのですが、今回はすぐに帰るので開蔵時間の少し前に着きました。蔵の前というか蔵の周りはすでに入蔵待ちの長い列が続いています。今年は入蔵者を制限したそうですが、こんなに人が並んでいて入りきれるのだろうかと心配になります。
 
12時を過ぎて蔵に入り、後から来た飲み仲間とともに中庭に陣取ります。入蔵時にもらった四合瓶はいつもならその場で開けて飲むのですが、今日は飲みきれないので封を開けずに持ち帰ります。その代わり一杯売りのカウンターで酒を購入して、立川談四楼師匠による乾杯です。

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入蔵待ちの列に知り合いが何人も来ているのがわかったので、蔵をぐるっと回り一通り挨拶をしました。酒の方は追加で買った瓶をみんなで飲み比べです。
後半になって周りが暗くなればなるほど楽しくなるステージも、今日は最初の笠間稲荷囃子だけしか見られません。
滞在時間1時間半ほどで泣く泣く蔵を後にしました。

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Paul McCartney 29 Apr @東京ドーム

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2016年大晦日の紅白歌合戦の中で、2017年に日本ツアーに来ることを公表したポール。最近は2013年、14年(これは中止になりましたが)、15年と続けてきていたので、正直に言うとまた来るのか、とも思いましたが、せっかく来るのですから行かないわけにはいきません。今年のゴールデンウィークは久しぶりにイギリスに行ってみようかなとも思っていましたが、その予定も中止しました。
 
最初に発表された日程は4月27日、29日、30日の東京ドーム3日間でした。東京以外の日程は後から追加発表するのかな、と思いつつ実際に追加になったのは25日の日本武道館だけでした。そのうち僕は週末になる29日と30日の2回見に行くことにしました。でも、25日の初日の後は、すでに見に行った友人たちがSNSに感想を載せたり、新聞にも記事が載ったりしたのですが、自分が見に行く前にはできるだけ内容を知りたくなかったので、29日まではうっかりネタバレしないようにSNSもできるだけサラッと見るだけにしました。
 
そしていよいよ今日が僕にとっての初日です。電車で行くのに勝田駅から特急に乗ったら、なんと同じ車両に高校の同級生で同じくビートルズファンのKくんが乗っていました。隣の席が空いていたので座席指定を取り直し、上野まで一緒に行きました。前回のポールのライブの時も偶然東京ドームの外で再会し、今回も特に待ち合わせをしたわけでもないのにまたまた偶然会うことができたので、笑うしかありません。

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VIPチケットを持っている彼とは上野駅で別れ、僕は銀座に行きました。今ちょうどパティボイドの写真展が開催されているのです。パティは最初はジョージハリスンと結婚しましたが、後に別れて次はジョージの親友のエリッククラプトンと結婚し、再び離婚、その間もジョージとエリックはずっと親友同士という不思議な関係です。そのパティが写真家になっていたとは知りませんでしたが、ジョージとエリックを中心に、1960年代後半から70年代のロックスターたちの素顔が記録されていました。

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その後銀座の隠れ家的な大衆居酒屋「三州屋」で軽く昼飲みをして、前回ポールが泊まっていたホテルペニンシュラに行って出待ちをしている人を眺めた後に、僕自身は出待ちではなく東京ドームで入り待ちをすることにしました。

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14時半ぐらいに道路沿いに陣取り、その間酒を飲みながらパンフレットを読んだり、ビートルズ仲間と会って一緒に写真を撮ったりして待ちました。

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近くには遊園地のジェットコースターがあり、時々歓声が上がるので紛らわしいのですが、ついに15時半くらいにポールの乗った車がやってきました。前に見た時は大きめのSUVタイプの車だったのですが、今回はセダンタイプの車でした。それでも窓を開けて手を振るポールの姿を一瞬見ることができました。用意したカメラでも撮影したのですが、こちらの方はイマイチでした。

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それからドームの中に入場します。今日の席は1階スタンド席ですが、2階から入場しました。ここはラウンジのような空間があり、売店の列も少なめなので開演待ちの穴場だと、前回Kくんから教えてもらっていたのでした。2階席は座席も少しゆったりしているようなので、下手な1階席よりこの2階席の方がいいなあと思いました。

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とそこに、日本語で「ザ ビートルズ」と書かれたレトロ風なTシャツを着た女性2人組がいたので、思わず声をかけて写真を撮らせてもらいました。

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開演時間が近くなってきたので本来の自分の席に移動します。今回の席は1塁側ベンチの少し上の方で、野球を見るならとてもいい席ですが、ライブの時はステージからずっと遠い席です。今日は立ったり座ったり、のんびり飲みながら楽しもうと思います。

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待ち時間にはポールやビートルズの曲をミックスしたようなDJがかかっていますが、予定時間を30分ほど過ぎた19時ごろ、音楽の雰囲気が変わり、いよいよポールの登場です。今回の衣装は上着を着ているもののデニムのシャツにジーンズでしょうか?これまでに比べると少しラフな雰囲気です。1曲目がいきなりビートルズのA Hard Day's Nightです。実は武道館公演の翌日に出張先のホテルでついうっかりスポーツ新聞を見てしまい、A Hard Day’s Nightが演奏されたという記事を目にしてしまいました。慌てて新聞を閉じたのですが、この曲は海外で演奏されていたものの、日本では初登場の曲です。記事を見てしまった時は後悔しましたが、意外にも1曲目だったので逆にネタバレダメージが最小で済んだのはよかったです。

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続いての曲は以前にも聞いた曲が続きましたが、「今度はエレクリックな曲を」と紹介して始まったのがTemporary Secretaryです。これも日本では初めて演奏される曲でした。それほどメジャーな曲ではないので、周りには微妙な空気が漂っているのを感じました。
 
次のLet Me Roll Itでトイレタイムにしました。始まる前にビールを飲んだらトイレが近くなるのはわかっているのですが、こんなお祭りの時に酒を飲みたい気分は止められません。これもスタンド席だからできる余裕です。通路側の席だったらもっと余裕があるのですが、こればかりは運も必要です。
 
その後も初めてライブで聴く曲がたくさん演奏されました。I’ve Got A Feeling、The QuarrymenのIn Spite Of All The Danger、こんな風に曲作りをしたんだよと言いながらYou Won’t See Me、ビートルズのデビュー曲Love Me Doビートルズ日本公演でも演奏した(ただしリンゴのボーカル)I Wanna Be Your Manなどなど。In Spite Of All The Dangerなどはビートルズ前史の伝説の曲なのに、今この時代に本人による生演奏が聴けるなんて夢みたいです。
 
歌詞がスクリーンに映し出された曲は、後から聞くとリアーナとカニエウエストと共演したFourFiveSecondsという曲だそうです。
 
ただ、ニューアルバムを出したわけではないので、基本的には前回、前々回のツアーと同じようなセットリストでした。2013年にやった曲を新曲というのには苦笑してしまいましたが。
 
ステージは約2時間で本編が終了。ほんの少しのインターバルの後、日の丸とユニオンジャック、それとレインボーカラーは性多様性のシンボルでしょうか?3つの大きな旗を振りながらバンドメンバーが再登場しました。

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しっとりとYesterdayを歌い上げた後はロックンロール大会です。Sgt. PeppersのRepriseはアンコールにふさわしく、続けてHi, Hi, Hi、I Saw Her Standing Thereときてお馴染みのアビーロードB面メドレーで終了です。今までのライブではアンコールは2回あったのですが、今回は1回で終わりのようです。トータルで2時間半。とても楽しいライブでした。前の席の人がとても元気に歌ったり踊ったりしていて一緒に盛り上がったので、最後に写真を撮らせてもらいました。

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この日のセットリストはこちらを参考にさせてもらいました。

The Stone Roses @日本武道館

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The Stone Rosesを生で見るのは2013年のSonic Mania以来2回目です。でも今度は単独で武道館。そもそもRosesのライブは1995年に武道館で見るはずだったのですが、日本に来る直前にジョンがマウンテンバイクに乗ってて骨折したとかで延期。その後振替公演があったものの今度は僕の都合がつかなくて見られませんでした。そのうちに彼らは解散して再結成して、フジロックに来てソニックマニアに来て、2016年に再び武道館でライブをやることになりました。ところがなんと、この時も今度はドラマーのレニが骨折して公演はキャンセルになってしまいました。なんともついていません。この公演は振替がなかったのでチケットは払い戻ししました。
 
そして今回、また武道館ライブが行われることになりました。最初は4月21日の1回だけだったのですが、平日だったし追加公演があると予想してこの日のチケットは購入しませんでした。その後予想通り土曜日の追加公演が発表されて、満を持してこの日を迎えたのです。22年越しの、なんとも長い僕のRoses武道館ライブです。
 
17時開演予定時刻を15分過ぎていよいよメンバーが登場、1曲目はI Wanna Be Adoredでした。続けてElephant Stone、Sally Cinnamonが演奏されます。ソニックマニアで聞いていたとはいえ、武道館までの長い年月を思うと涙がこみ上げてきました。

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僕の席はアリーナ席の、だいぶ横の方でしたが前から2列目でした。ただしステージの上にはPAが高く積まれていて、ジョンの姿がよく見えませんでした。時々前の方に出てきた時には見えましたが、髪が長く、下を向くことが多いので顔をよく見ることができなかったのは残念です。
 
イアンの歌は最初は意外と音程が合っていたように思えましたが、途中は相変わらずの外しっぷりなので安心しました。イアンが奇妙なタコ踊りをしたり、手持ちの鈴を気前よく観客席にポンポン投げるのも相変わらずです。
 
Rosesはオリジナルアルバムを2枚出して解散して、再結成後はまだアルバムを出していないので、昔の曲が中心です。僕はセカンドアルバムの時に聴き始めたのですが、それらの曲を聴いていた時のことを思い出しました。でも、全体的にどの曲も似た曲調なので、曲名を思い出すのに少し時間がかかってしまいました。
 
再結成後の曲も演奏しましたが、ドラムソロが始まるとI Am The Resurrectionに続き、この曲でラストでした。アンコールはなくそのまま終了。気が付いたらわずか90分のステージでした。
 
撤収のスタッフが投げるセットリストを入手した近くの人に写真を撮らせてもらいました。これが今日のセットリストです。

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武道館を出ると雨が降っていましたが、時間はまだ7時です。帰るのにはまだ早く、とりあえず上野に行って酒を飲みました。2軒目に行ったお気に入りのブリティッシュパブでは、途中で生演奏があり、女性のドラムス、男性のアコースティックギターという2人組のユニットでSixpence none the richerのKiss Meから始まり、Roy OrbisonのPretty Woman、Herman's HermitsのThere’s a Kind of Hush(後から聞いたらカーペンターズのバージョンをカバーしたとのこと)、Sheryl CrowのEveryday Is a Winding Roadとか、どれも僕の好きな曲ばかりを演奏するのでツボに入りました。でも電車の時間が迫ってきたので最後までは聞けずにお店を後にしました。
 
ライブの前にも後にも、今日飲んだのはビールばかりでしたが、後から思えば、レモンサワーでも飲んでみればよかったかな。それかフォアローゼズとかね。

第12回水戸バーバルバール

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毎年春と秋恒例の水戸飲み歩きイベント「水戸バーバルバール」に参加してきました。
いつもは土曜日に行くことが多いですが、今回は土曜日に出かけるので金曜日の参加です。しかし会社で残業をした後に水戸に移動したのでスタートは8時を過ぎてからでした。
そういうこともあって今回は水戸駅北口付近を回ることにしました。
僕は肉類は食べないのでガイドマップを見ながら事前に行く店の計画を立てましたが、回数を重ねてしかもエリアやメニューが限定されるとどうしても以前行ったことのあるお店が残ってしまいます。3軒ほどリストアップしましたが、果たしてどうなることやら。
 
最初に行ったのは宮下銀座の肴や魚姫。飲み物は生ビール、おつまみは刺身盛り合わせでした。ビールはアサヒ、刺身は1人前ですがなんとも豪華な盛り合わせでした。

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1軒目の刺身が予想以上の量だったので満足して、2軒目で早くも当初のプランを変更します。しかも歩いている途中でさらに思い直して行ったのは銀杏坂の居酒屋角助。ここもビールはアサヒでした。それと刺身こんにゃく。さらにお通しも出てきました。

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続いてはダイニングバー アルズ。ここは初めて入るお店でした。中が見えない扉なのでどんなところかわかりませんが、それでも入れるのがバーバルバールのいいところです。そういうお店の造りのせいか、先客は奥まったテーブル席にいるだけで、カウンターに僕が一人だけ座ります。ここで飲み物を日本酒にチェンジ。水戸の地酒一品です。それとお通し5点盛り。カウンターに座ったこともあり、店主さんと会話しながら飲みました。料理が蓋のついたお膳できたので、最初はそれが料理とは気づかずにしばらくお酒だけ飲んでました。途中で気がつき蓋をあけるとこれまた豪華なお通しセットでした。

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4軒目は再び宮下銀座に戻って、バーunbalance。ウィスキーをとも思いましたが、スコッチは対象になっていなかったので、代わりに自家製の旧山方町産ゆずのお酒とガーリックトーストをいただきました。

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今回はこの4軒でおしまいにしました。