池田、宝塚

イギリス好きな仲間たちが年に数回集まる会、「イギリス研究会」で大阪の池田市兵庫県宝塚市に行ってきました。
茨城空港から飛行機で神戸空港に降り立ち、神戸ポートライナー阪神電車を乗り継いで、今津から阪急今津線に乗り換えます。同じ今津線ながら宝塚方面へは必ず乗り換えなければならない西宮北口駅では駅の中にある書店で有川浩の「阪急電車」の文庫本を買いました。以前も読んだことはあるのですが、「阪急電車」の舞台になっているのがこれから乗る阪急今津線の宝塚〜西宮北口区間なのです。今回初めてこの区間を乗るのでもう一度読みたくなりました。
 
集合場所は、阪急電鉄創始者である小林一三の旧宅にあるレストラン「雅俗山荘」です。邸宅レストランというところには初めて来ましたが、静かで落ち着いた雰囲気の中でフレンチなランチをいただきました。

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食事の後は旧宅内の小林一三記念館を見学しました。関西に来てもあまり阪急電車に乗る機会はないのですが、鉄道だけでなく都心に百貨店、郊外に住宅地を作り、宝塚歌劇という娯楽施設を設けたり、今に続くブランドイメージを作り上げた小林一三の生涯を学ぶことができました。小林一三は関西の生まれかと思っていたのですが、山梨の出身というのが意外でした。大阪との縁も、勤めていた三井銀行の大阪支店に赴任してから、というのも初めて知りました。

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1939年の宝塚歌劇の雑誌の付録の世界一周すごろくも展示されていたのですが、細かく見てみると満州とかヒトラーとかが描かれていて、興味深かったです。

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続いて近くにある逸翁美術館も見学しました。小林一三の集めたコレクションを保存、展示するという美術館ですが、重要文化財がいくつもあって、こういうのを個人で持つというのが庶民には信じられませんでした。

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次の予定まで少し時間があったので、池田散歩。昔ながらのおもちゃ屋さんを覗いたり、商店街の小さな喫茶店で一休みしたりしました。

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夕食は阪急電車で宝塚に移動し、宝塚ホテルのビアガーデンに行きました。途中で宝塚大劇場の前を通ったのですが、出待ちなのかファンが大勢いました。どの世界にもファンはいるものですが、宝塚のファンは皆清楚な雰囲気を漂わせ、背筋を伸ばしてお行儀よくしているのが他の世界のファンとは違います。
 
普段よく酒を飲みに行きますが、一人で行くことが多いのでビアガーデンにはなかなか行けません。今日は友達と一緒なので楽しく飲むことができました。ただしメニューにあるビールが、キリン、アサヒ、サントリーの3社で、僕の好きなサッポロがないのが少し残念でした。

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ここで今日の予定は終了で、関西在住のメンバーは一旦家に帰りましたが、僕はこの宝塚ホテルに宿泊します。このホテルは1926年開業のクラシックホテルです。でもあと数年で取り壊してしまうらしいので、せっかくなので宿泊してみることにしたのです。用意された部屋は開業当時の本館の部屋でした。クラシックな装飾はもちろんですが、宝塚歌劇のトップスターの写真やお菓子で作った阪急電車などが飾られているのも、華やかな雰囲気を出しています。部屋のテレビで宝塚チャンネルが見られるのはさすがです。

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1日の終わりに、ホテル内にあるバーで少しお酒を飲んでみました。
女性のバーテンダーさんだったのですが、今日の昼間小林一三記念館に行ってきたことを話したところ、そのバーテンダーさんはまだ行ったことがないそうです。阪急グループの社員教育として創始者の記念館には行かないのかな、と思ってしまいました。

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この日一緒に行ったyoshiteruさんのブログ。

www.yoshiteru.net

Rock Corpsいわきオリーブ畑

今年もRock Corpsが行われたので参加してきました。
去年までの3回はいわきのコットン栽培に参加してきたのですが、今回は気分を変えて、同じいわきでもオリーブ畑のお手伝いに行ってきました。
集合は去年と同じく泉駅です。タイミングのあまり良くない電車で泉駅に到着し、50分ほど待って集合時刻となり、駅前に止まった福島交通のバスに乗り込みます。今回は約20名の参加でしょうか、お隣は須賀川から参加したという方でした。
バスの中では場を温めるためのコーナーがありましたが、去年までのクイズとは違って今年は伝言ゲームでした。久しぶりにやりましたが、まあ全然ダメでしたね。
 
40分ほどバスに乗って本日の活動場所に到着です。住所としては平中平窪というところのようです。
 
すでに畑に敷かれている「マルチ」に、オリーブの苗を植えるために1メートルおきに穴を開けるのが最初の作業です。

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続いてオリーブの苗を植えていきます。去年までのコットン畑は、畑を作る作業とか、雑草取りのようなことが多かったので、実際に苗を植えるのを行うと、栽培している、という実感が湧きます。

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天気はすごく良く、でも少し風が吹いていたので快適に作業ができました。
青い空と山の緑が目に染みます。

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お昼にはおにぎり2個が支給されました。それと、オリーブから作ったというお茶もいただきました。ハーブティーのような爽やかな味でした。
 
12時から16時少し前まで、4時間の作業を終えるとセレブレーション(ライブイベント)のチケット引換券をいただき、全員で記念写真を撮って終了です。
 
今年はセレブレーションの会場が去年までの福島市から幕張メッセに変更になって、行くのをどうしようか考えてしまいますが、せっかくみんなで一緒に活動をしたのでまた再会したいと思いました。

柳家三三独演会、Jack Daniel

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水戸芸術館柳家三三さんの落語独演会を聞いてきました。三三さんは初めて聞きます。前座もなく本当に三三さんだけの独演会で3席。ネタも初めて聞く話ばかりだったのでよかったです。落語はまだ聞き始めてそれほど経っていないので、機会があったらいろいろ聞いてみたいと思います。話の枕でも、最近の落語会の話題だったり、寄席の様子を話してくれました。水戸芸術館では今年は寄席スタイルの公演があるようなのでそちらも楽しみです。
 
こちらが今日の演目。

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落語の後は京成百貨店の入り口にやってきたJack Danielの宣伝カー、JACK DANIEL’S Experience 2017 Japanに行ってきました。日曜日だけどせっかくの機会なので飲んじゃいます。

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ちょうどジャズのライブもやっていていい感じです。Jack Danielがテネシーの酒だから、ということで「テネシーワルツ」なども歌っていました。

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1杯注文すると、引き換えにもらえるコインを使って抽選を行うことができ、当選すると熟成に使っている樽の木片でオリジナルの記念品を作ってもらえます。友達の力も借りて何回か抽選して見事当選したので、僕のも作ってもらいました。顔写真と日付、それに場所が入っているのでいい記念になりました。

「本の雑誌厄よけ展」、公開編集会議

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町田市民文学館ことばらんどで、愛読する「本の雑誌」の展示があるので行ってきました。
椎名誠さんの本を読んで、「本の雑誌」という雑誌があることを知ったのが高校生の頃。
大学に行った時に月刊化し、その頃から毎号購入を続けている「本の雑誌」。気がつけばもう30年くらい読んでいます。
この展示は「本の雑誌」の創刊42年の記念で、半端なのは厄年にかけているとのこと。だから「厄よけ展」なのです。
 
展示の最初の部屋に最初に全号の表紙が一堂に展示されていて、その年のトピックも記されています。それを読みながら、そんなこともあったと感慨にふけったり、前史として椎名さんの子供の頃のノートや、手書き雑誌、克美荘ノートなどの伝説の展示を見て当時の椎名さんたちの熱い思いを想像したりして、楽しみました。
 
そして今日は関連イベントとして、公開編集会議がありました。残念ながら浜本編集長はインフルエンザのため欠席となりましたが、他の社員さんたちによる雑誌が出来るまでの話を聞いた上で、今日来館している一般の人たちと一緒に、これから作る号のまだ決まっていないページについて企画を考えるというものでした。
その内容については今はまだ書かないほうがいいと思いますが、今後どう雑誌に反映されるのかとても楽しみです。
 
展示は6月25日まで行われ、この後もいくつか関連イベントがあるので、何度か町田に来ることになりそうです。
 

水戸 v 横浜FC

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雨となりましたが、せっかくのひたちなか市招待デイなので、ホーリーホックの試合を見に行ってきました。
相手は横浜FC。初めての観戦です。カズが出るかと思ったら今日はサブのメンバーにも入っていませんでした。
昔は嫌いな選手だったけど、50歳の今でも現役でプレイするのはさすがに尊敬せざるを得ません。
 
ケーズデンキスタジアムのメインスタンドは、一応屋根はあるものの高い位置にあるので、雨風があたります。カッパを着ての観戦となりました。ちなみにホーリーホックではピッチ脇で観戦する席もあるのですが、この雨では罰ゲームにしか見えませんでした。
 
試合の方は雨で転がるボールが途中で止まるような悪コンディションで、通ると思ったパスが通らなかったり、タッチラインを割りそうで割らなかったりと、普段とは違うボールコントロール技術が必要でした。それでも途中数回はゴールになりそうなチャンスがありましたが、結果は無得点の引き分けでした。相手はJ2リーグ首位のチームだったので、引き分けで済んで良かったと思うしかありません。

日立オクトーバーフェスト

大型連休最終日、茨城県で初めてオクトーバーフェストが日立で開催されるということで行ってきました。
当初の予定では連休の途中に行ってみようかとも思っていたのですが、勝田のアイリッシュパブのオーナーや常連さんたちが今日行くことにしたというので、一緒に行くことにしたのです。常連さんたちとはいつもお店で会うことができますが、オーナーと一緒に飲むのは滅多にありませんから。
 
開場時刻の12時すぐに日立駅に着くように電車で移動します。会場は日立駅前の新都市広場です。

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早速1杯目のビールを買って、みんなで乾杯です。

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次のビールを求めて会場を歩いていると、どこかで見た顔がありました。いわき平にあるバーのマスターが、やはり常連さんたちと一緒に飲みに来ているのでした。記念に一緒に写真を撮りました。

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後でアイリッシュパブのオーナーにも紹介しました。両者を引き合わせることができてよかったです。
 
会場にはステージもあり、会場全員で乾杯もしました。

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司会進行をしていたお姉さんとは、後で一緒に写真も撮らせてもらいました。漫才コンビ「おぼんこぼん」の「こぼん」の娘さんで、泉水いづみさんです。ドイツの民族衣装が可愛かったです。

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今日はステージにねばーる君も来ていました。ねばーる君は以前一度見たことがありましたが、その時は会場の関係で伸びませんでした。なので今日は伸びる姿を初めて見ることができました。

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ねばーる君もストローでビールを飲んでいます。

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ステージでは他にもショーが行われて楽しめました。

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ビールを売るテントは4箇所、それぞれで5〜6種類くらいのビールがありました。全部で何杯飲んだか憶えていませんが、6〜7杯くらい飲んだような気がします。

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以前行った東京のオクトーバーフェストは混雑して、並んでいる間にビールを飲み終えてしまうくらいだったので、もう行かなくてもいいかなとも思っていましたが、地方のオクトーバーフェストだとそれほど混雑していないのでよかったです。もちろんそれが地元開催ならば最高です。普段はドイツビールは飲みませんが、今日ばかりはたくさん飲んで楽しかったです。

ひよっこラッピングバス、藤森照信展、「エレクトラ」

水戸芸術館で演劇を見る前に、茨城交通の「ひよっこ」のラッピングバスを探して約1時間、水戸駅北口で待ちました。
待った甲斐があり、初めてひよっこバスを見ることができました。

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せっかくなのでこのバスに乗って芸術館に行こうと思います。途中の南町三丁目のバス停案内では「ひよっこ」に出演している木村佳乃さんの声が流れます。4月は沢村一樹さんの声でしたが、1ヶ月ごとに変わるそうです。
 
水戸芸術館では藤森照信展を見ます。オープニングの日に一度見ていますが、実はこの展示は前売り券を買っていました。ところが水戸路上観察学会の方で招待券をもらっていたので、前売り券が残っていたのです。展示は一度見ているので、2回目の今回は気になったものを改めて見てきました。
 
それと、学校の春休み期間中は高校生ウィークで無料のカフェになっていたスペースが、春休み終了後も引き続き残っていました。藤森展に関連して出店している滋賀の老舗和菓子屋「たねや」のお饅頭を買って、飲食が許されている展示スペースでお茶にしました。このお饅頭は近江八幡の店舗限定のものだそうです。そして飲食が許されている展示スペースは、藤森さんデザインのテーブルや椅子があります。美術館の展示作品に囲まれながらのお茶はなんとも贅沢です。

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よく見ると監視員さんが座る椅子も藤森さんデザインの椅子だったのが洒落ています。

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そして今日のメインイベント、ACM劇場で「エレクトラ」を観ます。
白石加代子さん、麿赤兒さんの両ベテランに、NHKの朝ドラ「とと姉ちゃん」に出ていた高畑充希さんがメイン扱いですが、僕にとっては共演の中嶋朋子さんが出演するということで興味がありました。
 
原作はギリシャ悲劇なので少しとっつきにくいかなと思いましたが、公演前に買ったパンフレットに書かれてあったあらすじや人物関係図を事前に読んでおいたおかげでそれほど苦労せずに観ることができました。普段はネタバレを恐れて事前には見ない派なのですが、難解なものだったりする場合には先に読んでおいた方がいいのですね。
 
舞台は独白が多く、白石加代子さん、麿赤兒さんの演技はとても迫力がありました。対する若手陣も高畑充希さんはテレビドラマで見ていたのと同じような、でも舞台らしい声でした。
 
注目の中嶋朋子さんは物語の都合で後半からの出番でした。中嶋さんはあまりテレビドラマには出ないようなので最近の様子はわかりませんでしたが、なんと言っても大好きでずっと見ていた「北の国から」の蛍です。本人が小さい頃から大人になるまで、長期間にわたって出演していたドラマなので、ずっと成長を見守っていた気分なのです。その中嶋さんの生の舞台を観ることができて感激です。席は後ろの方だったのですが、客席の通路を通る演出がありましたので、その距離約2メートルまで近づくことができました。
 
終演後のアンケートはほとんど中嶋さんへのファンレターのようになってしまいました。