髭 @水戸ライトハウス

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平日にライブに行くことはほとんどありませんが、水戸でのライブならそれができます。
今日行ったのは「髭」というバンド。実はよくわからないバンドなのですが、友達が勧めてくれたのとメンバーが水戸出身ということで最新のアルバムを買って聴いてみたところです。初めてのバンドはフェスなどでお試しとしてライブを見てみたいところでしたが、何曲かは気に入った曲もあったので、アルバム1枚しか知らなくてもなんとかなるかなと思いました。
 
19時開演のところ、仕事を終えて会社を出るのが少し遅くなったので、19時15分頃にライトハウスに着きました。でも今日は2マンツアーということで、the pillowsのステージが最初にあります。このthe pillowsは髭以上に知らないバンドでした。でもドラムの人は日立出身だそうです。
 
the pillowsが約1時間、その後約30分間のステージ転換があり、20時30分頃に髭のライブが始まりました。
メンバー構成はフロントがギタ−2人とベース1人というのはわかりますが、後ろにドラムが2人いるのが不思議です。もっともステージ上手側はハンドマイクを使ってボーカルにアクセントを加えたり踊ったりパーカッションを担当したりといろいろ活躍していました。よく見たらステージ転換でドラムの調整をしていたのはメンバー本人だったのでした。
 
もちろん初めて聴く曲も多かったのですが、最新アルバムの中からも当然演奏するので楽しめました。アンコールを入れても約1時間という短い時間でしたが、ツアー初日で、地元水戸でのライブということで特別感があり、なかなか楽しかったです。
 

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The Collectors @水戸ライトハウス

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去年水戸に来たコレクターズがまた来てくれたので行ってきました。
ちょうど朝ドラ「ひよっこ」の最後の週にコレクターズの古市コータローさんが出たので、朝ドラファンとしても楽しみでした。
 
ライブの前に南町の自由広場にできた新しい施設、ME! EAT!!に初めて入ってみました。
カジュアルなバーのような感じですが、今日みたいなライブ前の時間つぶしにはちょうどよかったです。

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ライブの方は、去年のライブとはだいぶセットリストも変わったようです。いきなりオープニング曲が知らない曲だったし、他にも4、5曲くらいは知らない曲があったと思います。でもそれは比率的にはわずか。大部分の曲で盛り上がることができました。今年の3月には武道館でライブもやったけど、地元の小さなライブハウスで間近で演奏するのを見るのも決して悪くありません。
 
最初のMCコーナーでは朝ドラのこともちらっと話したので、僕もドラマの役名を叫びました。そういえば夏のロックインジャパンでも朝ドラの相手役のシシドカフカさんのステージを見たので、ドラマ上のカップルの両方のステージを見たことになったのでした。
 
加藤ひさしさんは、糖質制限ダイエットをしているようですが、そのせいか去年見た時よりはだいぶスリムになったような気がします。ライブ中には客席に向かって何度も手を伸ばしてくれるので見ている方も一体になった気がします。
 
コータローさんは直前の札幌では観客をスープカレーにしたとの加藤さんの紹介がありましたが、水戸ではそぼろ納豆と叫んでくれました。そぼろ納豆は僕も大好きなのでなんかうれしかったです。他にも、水戸出身でコレクターズとも仲の良さそうなブラフマンのトシローさんのことを話題にしたりと、トークも楽しむことができました。
 
本編が終わってアンコール1曲めがコレクターズを知ったきっかけで大好きな「世界を止めて」でした。この曲は大阪のFM局、FM802でブレイクしたのですが、僕もちょうどその頃に大阪に出張中で、FMを通して気に入ったのでした。
 
約2時間のライブはあっという間に終わりました。最後には加藤さんが客席に向かってハイタッチ。僕もがっちりと握手することができました。
 
会場を後にする時、ライトハウスの楽屋は観客の入場口のすぐ脇にあるのですが、関係者が中に入る時に、だれかが上半身裸になってクールダウンしている様子がちらっと見えたりもしました。
 
僕もライブの後は居酒屋でクールダウンしました。コータローさんが叫んだそぼろ納豆はメニューにありませんでしたが、代わりにイカ納豆をいただきました。

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フルートリサイタル

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ひたちなか市文化会館へ、高校時代の担任の先生によるフルートリサイタルに行ってきました。
去年初めて行ったのに引き続きで、去年と同じく同級生のMさんも来ていました。
先生のフルートの他に、サポートメンバーでバイオリン、ヴィオラ、チェロ、ピアノ、それともう一人のフルートが出演しました。何人かは水戸芸術館でのコンサートにも出演される方のようで、名前に見覚えのある方もいました。
 
プログラムは前半1時間、休憩を挟んで後半1時間でした。初めて聴く曲も多いのですが、後半はお楽しみコーナーで曲名当てクイズとかジブリメドレーとかポピュラーな曲の演奏もありました。曲名当てクイズは去年は僕が当てたのですが、今年は同級生のMさんが朝ドラ「ひよっこ」の主題歌の「若い広場」を当てました。去年のクイズも朝ドラからの曲だったので、今年も来るかなとは思っていましたが、その予想は当たりました。
 
コンサートの後は駅前のお店でMさんと朝ドラの話をして盛り上がりました。
 
先生の家は僕の近所なので、伺いますね、と去年お話したのでしたが、結局一度も訪れることなく1年経ってしまいました。
いけませんね。
 

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「愛しのドラム~ザ・フルーツ2~」

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昨日に引き続き、今度は水戸で演劇。落語家の春風亭昇太さんと、テレビの呑み鉄番組でおなじみの六角精児さんなどが出演する音楽演劇でした。
音楽はグループサウンズがベースになっていて、最初は小道具としてギターを持っているだけなのかと思いましたが、後半は劇中でライブ演奏をするという設定で実際にアンプを通して演奏していました。六角精児さんの歌はCDで聞いたことがありますが、リーダー役の昇太さんも歌にギターにハーモニカと大活躍でした。
 
後で聞いたら、実際に「ザ・フルーツ」というバンド活動が先にあって、その後に演劇を作ったということだそうです。今日の話はその演劇の続編、ということになるそうですが、前の話を知らなくても楽しめました。でも知ってしまうと前の話も見てみたかったです。ただ、メンバーの一人が今年亡くなってしまったそうで、同じメンバーではもう見ることができなくなってしまいました。
それにしても、昇太さん、落語だけでなくお芝居も音楽も魅せてくれます。多才なんですね。
 
そういえば、このところ東京で劇団☆新感線の大きな劇場での演劇を見て、昨日は銭湯演劇、そして今日はおなじみの水戸芸術館での演劇と立て続けに見ましたが、やっぱりあまり大きくない規模で見る方が、俳優さんとの距離も近いし、リラックスして楽しめました。
 
ところで、演劇を観終わって家に帰ってテレビを見てると、昇太さんは笑点に出てるし、六角精児さんも直虎に登場して不思議な感じ。
 

「寺島浴場の怪人」

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シアターキューブリックの演劇を観てきました。
その前に、シアターキューブリック恒例のまち歩きにも参加しました。
今回のまち歩きは墨田区向島。最寄駅は東武線の東向島です。元は玉ノ井駅と言っていたそうで、わざわざ駅の表示にも書いてあります。

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駅の周辺はまるで迷路のような細い路地が入り組んでいて、案内なしではとても歩けそうにありません。この辺りは昔は遊郭があったところで、今でもその当時の建物が残っていました。角がカーブを描いていて2階にベランダがあったり、タイルが埋め込まれているのがその名残だそうです。

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まち歩き定番の食べ歩きももちろん楽しみました。
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お菓子屋さんでは、江戸野菜の寺島なすを売り出そうと、寺島なすの甘露煮を埋め込んだ最中、「なすがまま」をいただきました。

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一旦解散して、寺島浴場に集合。シアターキューブリックはローカル鉄道や商店街など劇場にこだわらない場所で演劇を行っていますが、今回は銭湯が舞台なのです。

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(ここから先は公演内容にも触れるためしばらく公開を控えます)
(公演が終了したため内容に触れる部分を追記します)

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しかも女湯で上演されるということでなぜかドキドキ。番台で受付をするとなぜかしばらく足止めされます。何か役を言われるのかなとか思いつつ、せっかく前の方に並んでいたのに、後から受付した人たちが先に席の方に移動していくのを見て少し気持ちがざわつきます。全員が入場した後にやっと声がかかって風呂場の方に入ると、洗い場に置かれた風呂用の椅子が僕の席でした。先に入った人たちは壁際の椅子に座っていました。最後に座ったのはどういう意味だったのかは結局わかりませんでした。
 
改めて舞台を見渡すと、観客は洗い場の壁際に座り、真ん中が役者の動くスペースになっています。観客がお風呂に入るわけではないとのことですが、役者は入るので足元が濡れるかもとのこと。そのために靴下を脱いで裸足になっての観劇です。係りの人からの注意事項のあと、いよいよ開幕です。脱衣場のほうから役者が登場します。男性陣は上半身が裸でタオル地のショートパンツや褌姿、女性陣もラップタオルで肩を出したものが衣装です。僕の席からはそれこそすぐ隣で俳優たちが演技をするので息づかいなども感じられるくらいの距離でした。
 
ストーリーは、未来の時代の主人公が現代にタイムスリップしたようなもので、小学生時代の記憶がよみがえるようなセリフのやり取りがありました。なぜタイムスリップしたかというとやはり主人公にとっては後悔するような出来事が気になって仕方がない、ということなのでしょうか?途中で親友が病気で亡くなってしまうという出来事がありますが、その時に主人公と親友の会話と、先生と生徒たちの会話が舞台をクロスするように飛び交うのはスリリングでした。
 
芝居とは関係なく存在する場所と、演劇による想像の物語が交錯するという手法はシアターキューブリックの、というか脚本演出の緑川さんの得意とするところなのはこれまで見てきた芝居からもわかります。
 
夕方から実際に銭湯としてオープンするまでの午後の時間、50分という短い時間ですが、ノスタルジックな想像の世界に浸ることができました。
 
芝居の時間が終わってカーテンコールになると写真撮影がOKとなりました。

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これが今回出演の皆さんの衣装です。露出度高めで多少めのやり場に困ってしまう方も。男性陣はシアターキューブリックの俳優たちですが、女性陣は全て他の劇団からの客演です。でも先生役のささきくみこさんはひたちなか海浜鉄道スリーナインにも出演していたのですでにお馴染みです。
 
終演後の俳優の見送りはなかったのですが、銭湯の前で余韻にふけっていると、次の場所に移動するささきくみこさんが出てきたので、挨拶することができました。
 
(追記ここまで)
 
芝居を見た後はこの寺島浴場に入るつもりです。今回のチケットは銭湯の入浴券も付いている券を買いました。後から気がついたのですが、まち歩きの申し込みにも入浴券が付いていたので重複してしまいました。なので1枚は今日使うとして、もう1枚は後からでも使える共通入浴券に交換してもらいました。
 
銭湯のオープンまでは少し時間があったので、東武線の高架下にある東武博物館に入ってみました。入場料200円で、東武鉄道蒸気機関車から昔の電車などの実際の車両の展示、実物大の運転席に座っての運転シュミレーターなどがありました。この博物館は高架下というか、東向島駅のホームの下にあるので、実際に走行する電車の線路を真横から見ることができる場所があるのが独特です。

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再び寺島浴場に戻り、ひと風呂浴びます。今度は当然男湯です。

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久しぶりの銭湯でさっぱりした後は、まち歩きの途中で見つけた渋い居酒屋に行ってみました。調べてみれば酒場放浪記で吉田類さんも訪れたお店のようです。地図と記憶を頼りに再び細い路地をたどり着きました。
 
板張りの外壁がなんとも風情がある十一屋という、お好み焼き屋さんも併設している大衆酒場でした。一杯目は生ビールでしたが、二杯目からは焼酎ハイボール、いわゆる下町のハイボールをいただきました。カウンターにクエン酸のボトルが置いてあり、お客さんは自由に入れて味の変化を楽しむことができるようになっていました。

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このお店からは東向島ではなくてお隣の鐘ヶ淵駅の方が近いようだったので、鐘ヶ淵駅まで歩き、北千住まで移動します。そこから常磐線に乗り換える前にここでも寄り道。駅近くの千住の永見という大衆居酒屋に立ち寄りました。とても賑わっているお店のようで、カウンター席はいっぱい。テーブル席に相席となりました。
 
ここでも焼酎ハイボールなどを飲みました。最初は一人で飲んでいたのですが、そのうちに相席の方とお話しするようになるのも居酒屋の楽しみです。

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演劇と銭湯と居酒屋。とても楽しい一日でした。
 
「寺島浴場の怪人」は10月11日まで上演されます。 

第6回水戸まちなかフェスティバル

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今年の水戸まちなかフェスティバルでは、宮下銀座の看板猫ハチ、ミニサーカス、それと茨城ロボッツのチアダンスとtip offイベントを見てきました。

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他には、子どもや大学生による模擬店、本職のショップやバーテンダーによる本格的なお店、バンドやダンス、空手のステージなどなど、様々な催しが同時多発的に行われていました。あまりにも数が多くてとても全部は把握しきれません。

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美味しそうなものはいろいろあったのですが、最近食べ過ぎ飲み過ぎの感があったので手を出せなかったのが少し心残りでした。

劇団☆新感線『髑髏城の七人』Season風

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明日の祝日が土曜日なので今日は会社が振替休日でした。せっかくの平日休みなので何をしようかと思いましたが、前に友達から聞いて気になっていた劇団☆新感線演劇を観に行くことにしました。
 
前売りチケットは早々に売り切れていたのですが、公演前日に発売するチケットがあり、昨日予約したら無事に入手できたのでした。
 
会場は豊洲IHIステージアラウンド。「客席がぐるりと360°回転する」と言われているのですが、一体どんなステージなのだろうと興味津々です。場所はPUFFYのライブを見た豊洲PITのすぐ近くでした。
 
入場するときにもらう演劇のチラシの数の多さにまずびっくり。そしてその不要チラシを入れる専用の入れ物まであるのに2度びっくり。
 
注目のステージですが、客席自体は普通の劇場とあまり変わりません。でも舞台の方が円形になっていて暗幕が大きな扉になっています。場面転換のときはそれがスクリーンになって映像が映されるのですが、映像が流れるように映され、それと同時に客席も回転します。だから最初は客席が動いているようには見えません。でも再び扉が開くと違う場面になっています。なかなか面白い仕掛けです。
 
肝心の劇の方は、いつも水戸で見慣れている小さな演劇とは違い、大掛かりな演劇でした。戦国時代末期の関東平野が舞台です。劇団☆新感線ではこの劇を何度も上演しているらしく、今回も見に行ったSeason風の前にはSeason花、Seoson鳥があり、この後もSeason月、Season極と続き、それぞれ出演者が異なるそうです。決してコメディーではないのですが、エンターテインメント演劇らしくセリフに小ネタが入ります。そういうのがお約束なのでしょうか?リピーターのファンも多そうで、ところどころ決め台詞的なシーンで拍手や笑いが起こります。僕は初めて観るのでついていけるか若干不安がありましたが、第1部1時間20分、第2部2時間という長さを感じさせないほどあっという間に時間が過ぎて行きました。
 
出演するのも松山ケンイチさん、向井理さん、田中麗奈さん、山内圭哉さん、生瀬勝久さんといったテレビでよく見る俳優さんがたくさん出てきます。朝ドラに出演していた俳優さんが3人もいるのは朝ドラファンとしては嬉しかったです。
 
そういえば向井理さんは水戸芸術館に出演したときに生舞台を見ていたので、そのときのことを思い出しました。あれは東日本大震災が起こる前の週でした。今日は、他の人の役が何かしら笑わせるセリフがあったのに、向井さんの役だけはずっとクールなままだったのが印象に残りました。その向井さんが演じる役名が無界屋(むかいや)だったのですが、これは向井さんが演じるからなのか、他の人がやっても無界屋なのか、ちょっと気になりました。
 
今日の席は前から10列目でしたが、横に大きな舞台なのであまり前すぎると見辛いかもしれません。座席が前後でずれているのはよかったのですが、前の席の人が比較的大柄な人だったせいでステージ中心が前の人の頭に隠れてよく見えなかったのが残念でした。特殊な劇場の構造上ステージの高さがないのはやむを得ないとして、その割には客席の傾斜がなだらかすぎるように思えます。僕自身も後ろの人に気を使いつつ、舞台を観るのに左右に首を振りながら座っていたので、首がとても疲れてしまいました。