名古屋飲み歩き

神保町の後、東京から新幹線で名古屋へ移動しました。明日から奈良に旅行に行くのに名古屋で前泊です。
名古屋には一度行ってみたい居酒屋「大甚」があるのですが、残念ながら祝日は休みとのこと。代わりに居酒屋ブログで紹介されていた居酒屋へ行きました。地下鉄栄駅がある地下街の「酒津屋」というお店なのですが、よく見たらブログで紹介されていたのとは別の支店のようでした。でもすでにお店の中に入ってしまったので、とりあえず瓶ビールと、いかにも名古屋らしいみそ奴とえびカツをいただきました。

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ブログで紹介されていた方の支店もすぐ近くだったので、そのままはしご酒。さきほどのお店が東店で、こちらが中店とのこと。メニューもほぼ同じようでした。今度は日本酒をお燗とカツオ、漬け盛りをいただきました。

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ホテルに戻る途中にもう一軒、Elephant’s Nestというブリティッシュパブがあったのでこちらにも入ってみました。飲むのは普段地元でも飲んでいるキルケニー。広めのお店のカウンターで飲んでいましたが、お店の人と話すことができ、僕が大阪にはよく行くということで、大阪心斎橋にあるアイリッシュパブも紹介してもらいました。

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第27回神保町ブックフェスティバル

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毎年楽しみにしている神保町ブックフェスティバルに行ってきました。
ちょうど始まる時間に神保町すずらん通りに着いたので、開会のくす玉割りも見ることができました。
そのあとは本の雑誌社のワゴンに寄り社員の方にご挨拶。今年の6月に町田で行われていた「本の雑誌展」の公式図録「寄せ書き本の雑誌」と、池澤春菜さんの中国茶の本「はじめましての中国茶」を買いました。

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それから酒とつまみ社にも顔を出しましたが、こちらは新しい本は出ていないのでご挨拶だけ。
その後はすずらん通りのワゴンを端から端まで一通り覗いてみます。今日はこの後家に帰らずに旅行に行く予定なのであまり荷物を増やすことができません。なので気になる本があっても眺めるだけでした。
 
飲食店のブースも出ているので、お昼ご飯もすずらん通りで済ませます。神保町ハイボールジントニックなども出ていたのでこちらも飲んでみました。神保町のジントニックならなんとなく語呂がいいのにと思いつつお店の人に聞いてみたら、近くのバーの方が出しているようです。今度はお店の方にも寄ってみたいと思いました。

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13時になったので再び本の雑誌社のワゴンに。今日は池澤春菜さんが店番をするというのです。さきほど買った本にサインをしてもらいました。その前に買った台湾ごはんの本のこともお話しすることができてよかったです。写真でもそうでしたが、実物もとても可愛い方でした。

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続いて三省堂書店へ。こちらでも平岡陽明さんという作家さんのサイン会があるというので、初めて聞く名前でしたが、出ている本が気になったので2冊購入してサインをしてもらいました。
 
神保町は本好きにとっては天国のような場所です。本屋さんの中で一日中過ごせるし、なんならここで暮らしたいくらいです。

茨城ロボッツ v 福島ファイヤーボンズ、日本酒bar x オクトーバーフェスト

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青柳市民体育館で茨城ロボッツの試合を見てきました。今日は水戸駅前からバスで行くルート。約5分で着きますが、歩いても行ける距離なので、待ち時間との兼ね合いで今後も使うかもしれません。
 
今日の対戦相手は福島ファイヤーボンズです。先制こそ福島でしたが、その後すぐに逆転してこのまま逃げ切るかと思っていたところ、第3クオーターで追いつかれ逆転されてしまいました。しかしまたそのすぐ後に再度逆転し、最後は93対84で勝利。ドキドキハラハラする面白い展開でした。

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今日は売店で今更ながらイヤーブックを購入しました。選手の紹介はともかく、初心者向けのルール解説があるのが助かります。実は今まであまりルールを知らないで見ていたので、去年買っておけばよかったと思いました。

 
いつも笑顔のRDT。

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最後はハロウィーンのコスプレでの見送りでした。

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試合が終わると外は雨。水戸駅まで歩いて戻り、今度は日本酒のイベントです。今年の4月に丸井の屋上で行われたイベントの第3弾で、今回は時期的にオクトーバーフェストも一緒にしてビールも楽しめるものになっています。

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ところが今日はあいにくの雨。茨城の地酒蔵元が集まったイベントですが、日本酒はカップ酒を温めたのも出していたので、どうしてもそちらを中心になってしまいます。今回は那珂市木内酒造の菊盛、常陸太田市岡部合名の松盛、同じく常陸太田市井坂酒造店の日之出鶴のそれぞれカップ酒、そして日立市椎名酒造店の富久心は特別純米酒をお燗してもらいました。

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ビールは寒くて飲めなかったのですが、ちょうど木内酒造の蔵の人がいたので、7月にアイルランド、イギリスに行った時に向こうでネストビールを見たことなどを話してきました。もちろん他の蔵の人も出ています。蔵の人ともお話しすることができるので、日本酒好きとしては嬉しいイベントです。
 
このイベントは水戸市南町のバーfanfareの人が主催していて、お店のスタッフもイベントスタッフとして参加していました。受付の人には前にも来たことありますよね、と顔を覚えていてくれたので、今度はお店の方にも顔を出したくなりました。
 
その後は場所を変えて宮下銀座のsummer jewelへ。今日はイベントでバーレスクのダンサーが来てショーを見せてくれるとのこと。雨のせいか客が4人しかいなかったのですが、その分濃厚に楽しむことができました。

柳家花緑独演会

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今年の1月に行って以来の柳家花緑独演会。
当初は別の予定を想定していたので前売りチケットは買っていませんでしたが、予定が変わったため朝に電話で当日券のチケットを確保して行ってきました。
 
台風が近づいているため雨風が強い中、開場時間を過ぎた頃に水戸芸術館に到着するとなんとロビーで花緑さんのサイン会が開かれていました。前回も終演後にサイン会が行われたため今回も行うかとは思っていましたが、まさか開演前に行うとは思っておらずびっくりしました。
 
チケットカウンターでまずはチケットを入手し、それから著書を購入してサインを書いてもらいました。そのあとは一緒に記念写真も。

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そして始まった独演会。まずは弟子の花ごめさん。タヌキの恩返しのお話でした。
 
それから花緑さん。長いまくらですが、これが花緑さんの特徴でもあるのでしょう。前回聞いていたのであまり驚きません。これまでに水戸芸術館で演じてきた他の落語家さん達の話や、笑点だけが落語ではない、などの落語界の話のあと、自分自身は酒は飲めない体質というところから、酒飲み親子が禁酒する、という落語に入ります。酒が飲めないとは信じられないような酔っ払いの話ぶりに感嘆しました。
 
話し終えてそのまま高座に残りまた雑談(話のあとだからまくらではないのかな?)して、秋の落語はこれしかない、ということで予想通り「目黒の秋刀魚」へと続きました。と、そこへ観客席から携帯のエリアメールの警報が一斉に流れました。しばし館内がざわめきましたが、台風に関する今後の避難情報だったようで、独演会は続けられました。その後もう一回警報が聞こえて、客席からは若干の怒鳴り声も聞こえましたが、そこは花緑さんが落ち着いて笑いに変えていました。
 
中入り後にもう一席、今度は歌舞伎役者の人情物語で御開きとなりました。
 
最近は水戸芸術館でも頻繁に落語を聞くことができて嬉しい限りです。でもまだ一度しか行っていない寄席にまた行ってみたいという気持ちも強くなります。

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水戸室内管弦楽団第100回定期演奏会

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小澤征爾さんが指揮を務め、水戸芸術館の専属楽団である水戸室内管弦楽団の記念すべき第100回の定期演奏会に行ってきました。
水戸室内管弦楽団の演奏会にはそれほど行っているわけではありませんが、それでも過去に5、6回くらいは行っているかと思います。かつてはチケット発売日の朝に水戸芸術館に並んだこともありました。最近はネットで申し込みができるのですが、今回は多分競争率が高かったと思います。7月の水戸芸術館友の会会員向けの先行発売日に申し込んだのですが、S席は申し込み入力をしている間に売り切れてしまい、A席をなんとか手に入れました。
 
記念の回の演奏曲目はベートーベンの交響曲第9番でした。日本では年末によく聴く曲ですが、僕はこれまでちゃんと聞いたことはありませんでした。4楽章のうち、第1と第2楽章はラデク ボバラークさんが指揮、小澤さんは第3と第4楽章の指揮をするという変則的な形です。小澤さんは最近は体調を崩すことも多く、水戸芸術館の演奏会でも急に指揮が交代になったこともあったと記憶しています。
 
開場前の水戸芸術館は気のせいかいつもより華やかな雰囲気でした。今回の僕の席はステージ上手側の席でした。ステージ正面の席の方がいいのはもちろんですが、それほど大きくないホールなのでサイドの席でも十分です。
 
前半のラデク ボバラークさん指揮のパートでは、サイドの席だけあってバイオリンの音が奥から、コントラバスの低音が手前から聴こえてきて若干バランスが悪いですが、久しぶりのオーケストラの生の音に改めて聴き入りました。
 
第2楽章が終わると指揮台には椅子が用意され、指揮者がいよいよ小澤さんに交代です。先ほどまでの指揮のラデクさんはホルンのパートで参加します。
 
やはり小澤さんは通しで指揮をするには体への負担が大きいのでしょう。久しぶりに見る小澤さんは心なしかやつれているように見えます。開場前のロビーには第1回定期演奏会の映像が流れていたのですが、その姿のあまりの若さに驚きました。なにしろそれからもう25年の月日が経っているのですから、それは歳を取るものです。小澤さんは椅子に座りながらの指揮でした。かつての指揮台での力強い指揮姿の記憶があるだけに、若干の寂しさを感じました。
 
後半にはステージ後方に4人のソロ歌手とコーラス隊が入りました。クラシック音楽ではマイクを使いませんが、楽器に負けない豊かな声は、人間の強さを感じることができました。そしておなじみのフレーズが繰り返し聞こえてくると小澤さんが各パートの楽器や合唱団に指示をする姿にもだんだん熱がこもってきます。客席からは楽器を演奏する姿を見るのですが、サイドの席だけに指揮をする小澤さんの姿もよく見えます。正面の席では味わえない醍醐味です。いつまで指揮台の上の小澤さんを見ることができるかわかりませんが、いつ引退してもおかしくないだけに、しっかりと目に焼き付けようと思いました。
 
そしていよいよクライマックス、最後は椅子から立ち上がって渾身の指揮でした。楽団やコーラスの迫力ある演奏とも相まって、思わず涙が溢れ出してしまいました。クラシックの演奏会で涙を流すなんて初めての経験かもしれません。
 
終演後は観客が皆立ち上がっての拍手です。小澤さんをはじめ演奏者がステージから下がっても拍手が鳴り止みません。そのあと3度ほどステージに出てきましたが、僕も約15分もの間拍手し続けました。水戸にこんなにも素晴らしい演奏を聴くことができる機会を作ってくれて本当に感謝です。
 
 
この演奏会の前に芸術館内のショップで第99回の演奏会を録音したCDを買いましたが、今日の演奏会も録音、映像収録をしてました。いずれ発売されるのも楽しみです。
 

茨城ロボッツ v アースフレンズ東京Z

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映画の後は一旦家に帰り、電車で水戸へ。今度はバスケット茨城ロボッツの試合を見に行きます。今シーズンはすでに始まっていますが、僕にとっては今日がシーズン初めての観戦です。相手はアースフレンズ東京Zです。水戸駅から水郡線に乗り換えて常陸青柳駅で降りていくというルートで青柳市民体育館に行ってみました。

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会場運営は昨シーズンと比べると若干変更があったようでしたが、試合開始前の選手紹介のところで急にブレーカーが落ちてしまったようでした。一旦照明を落としてスポットライトで演出しようとしているのでしょうが、まだまだ改善するところがたくさんありそうです。

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まだそんなに試合を見ているわけではないですが、初めてバスケットの試合を生観戦した昨シーズンに比べると多少は見方を覚えたようです。リードしていて残り時間が少なくなってきた時に、攻撃の際の24秒ルールを有効に使って時間を稼いでいるのがわかりました。この辺はサッカーと同じなのでしょう。もっとたくさん観戦してみたいです。なにしろチアダンスチームがいるのが見ていて楽しいのです。

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バスケットの試合はたくさん点を取るゲームなのでミスをなるべく少なくする必要があるのですが、今日は77対47という大差で勝つことができました。点を取ったり取られたりで多少の点差では落ち着かないのですが、30点もの差がつく試合もあるものだということを知りました。

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バスケット観戦の後は水戸駅近くの居酒屋に入ります。今日はこの後プレミアリーグでリバープール対マンチェスターユナイテットの試合があるのです。今はプレミアリーグの中継はネット中継なので、テーブル席に陣取りiPhoneで観戦しました。普段居酒屋ではカウンター席が好きなのですが、こういう時はテーブル席の方がありがたいです。適度に賑やかで適度に放っておいてくれるお店だったので、一人スポーツバー状態で観戦してました。

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ただし結果の方は0対0だったのが少し残念です。

あまや座「八重子のハミング」

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那珂市瓜連に「あまや座」という名の新しい映画館ができて今日がそのオープン初日です。オープニング上映は「八重子のハミング」という作品でしたが、聞いたことのない作品だったのと、今日は他にも興味のあるイベントがいくつかあったので行こうかどうか少し悩んだのですが、新規オープンの映画館の初日というのはそう滅多にあるものではないのと、開館記念でこの作品の佐々部清監督、主演の升毅さんがやってきて舞台挨拶とサイン会があるということで行ってきました。
 
初回上映の時間には間に合わなかったので2回目の時間に合わせて家を出ます。家からは車で20分ほどでしょうか。場所は水郡線瓜連駅近くの閉店したスーパーの駐車場です。スーパーの建物もそのまま残っていました。最初はこのスーパーを映画館にしようとしたらしいのですが、いろいろ事情があり、結局は新しく建てたようです。スーパーの名前が「あまや」だったので映画館の名前が「あまや座」になったのでした。

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サイン会にはパンフレットの購入が必要とのことで、まずはパンフレットを購入します。サイン会は1回目上映後の後、劇場の隣の閉店したスーパーの中でした。佐々部監督の作品は見たことがありませんでしたが、升毅さんは朝ドラ「あさが来た」に出演していたので印象に残っています。サインをもらう時にも「あさが来た」を見てました、と声をかけることができました。
 
サイン会が一段落したころに一緒に写真を撮ってもらいました。

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その後、劇場の中に入ります。客席数わずか40席ほどの小さな劇場です。上映前に佐々部監督と升毅さんの舞台挨拶がありました。上映前の挨拶ということで映画の内容にはあまり触れられないのがちょっと残念でした。それでも、この映画は大手の映画会社には地味だし中高年が主人公では商売にならないと断られたものの、映画の舞台の山口の方々に出資してもらって完成したこと、去年の10月に公開して1年後の今でもこうしてどこかで上映され続けていることなどを紹介してくれました。その中で、この挨拶中に写真を撮っても良く、皆さんに紹介してください、とのことでしたので遠慮なく紹介したいと思います。

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映画のストーリーは、自身がガンに侵されたものの克服した男性が、アルツハイマー病にかかってしまった妻の八重子さんを献身的に介護するというもので、オールロケで撮られた作品はまるでドキュメンタリーかと思うようなものでした。主人公夫妻は2人とも学校の先生だったようで、発病後も教え子が慕って面倒を見てくれたり、旅行先での気遣いなどがあったりしましたが、何より大変な苦労はあったのでしょうが升毅さん演じる主人公がとても優しく奥さんに接しているのが印象的でした。だんたんと赤ちゃんに戻っていくような八重子さんの姿を見るのはつらいですが、大好きな歌を聴くと一緒にハミングするということがこの映画のタイトルの由来でした。
 
確かに地味な作品でしたが、丁寧に作られた映画で鑑賞中何度も涙が出てしまいました。映画を観終わった後で、やっぱり上映後に監督や升毅さんの話を聞きたかったと思いました。高齢化社会が進む地域でこの映画をオープニング作品に選んだことに意義を感じました。
 
実はこの劇場にはクラウドファンディングで少し出資をしたこともあり、今日は招待券で鑑賞したのでした。劇場の入り口の壁には自分の名前があるのも確認してきました。