富岡町復興の集い

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4月1日に避難指示解除準備区域と居住制限区域が解除されたばかりの福島県富岡町で、復興の集いというイベントが開催されたので行ってきました。
朝は雨が降っていたし、町民でない僕が行ってもいいのかなと思わなくもなかったですが、しばらく福島県に足を運んでいなかったこともあって、行ってみることにしました。
会場は夜ノ森の桜並木付近です。直接車ではいけないので、町内の工業団地に車を止め、シャトルバスで会場に向かいました。
 
桜の方はまだ少し早かったのですが、たくさんの町民で賑わっていました。近くの富岡二中の校庭ではステージイベントや屋台なども出ていました。
 
ステージイベントも見てみたかったのですが、通りすがりにギネス記録に挑戦の参加者を募集していたので、せっかくなので参加してみました。なんのギネス記録かというと「1分間に最もされたハイタッチ」というもの。桜の樹の下に参加者が一列に並び手を挙げます。そこに富岡高校出身の鈴木文健さんという俳優さんが走りながらハイタッチをするのだそうです。リハーサルを行い、本番も3回行いましたが、その場ではギネス記録を達成したのかどうかがわかりませんでした。

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その後、再び中学校の校庭に戻ると、ちょうど杉良太郎のステージが始まるところでした。杉さんはいろいろボランティア活動を行っていることで知られていますが、実際にその姿を見ることができたのはよかったです。

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この復興の集いは、2014年から開催されていましたがこれまでは広野町で開催されていたとのこと。今年初めて富岡町で行われたそうです。夜ノ森にははまだ帰還困難区域への立ち入りを制限するバリケードがありました。だから素直に喜べる状態ではないでしょうが、それでも人の姿が少しずつ戻ってくるのはいいことでしょう。

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夜ノ森を後にして、もう少し富岡町を見て回ります。
 
地震の後ずっと休業していたショッピングセンターが、町民帰還を前に再オープンしていました。

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そしてJR富岡駅も新しく駅前ロータリーが整備され、駅舎やホームも工事中でした。今はまだ常磐線の運転は休止したままですが、いずれ近いうちに復活するということが目に見えてわかりました。

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茨城ロボッツ v 福島ファイヤーボンズ

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4回目のバスケットボール観戦の相手は福島ファイヤーボンズです。福島の郡山を本拠地とするので公式サイトでは「水郡線ダービー」とも呼ばれています。今までの相手とは違って比較的近いので、福島のファンも多く来ているようでした。
 
試合開始直後にはいきなり相手にダンクシュートを決められましたが、その後すぐに逆転してそのまま逃げ切り、最終的に83対73で久しぶりに勝ち試合を見ることができました。これでロボッツはなんと6連勝です。
 
ちなみに今まではずっと2階席だったのですが、今回は初めて1階の自由席にしてみました。確かに迫力はありましたが、フラットな席だし、コート脇にはスポンサーの看板があるので手前の方は良く見えず、首が疲れました。
 
写真だとこんな風に撮れますが、

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実際の見た目はこんな感じでした。

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それでも試合後は選手が場内を一周するのでハイタッチすることができました。今日は勝利だったので気持ち良くハイタッチできたのがよかったです。
 
そしてバスケットはこれが楽しみのチアリーダー。声をかけるとちゃんとポーズを取ってくれます。でもなかなか名前を覚えることができません。

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それから、今日は常磐大高校のチア部と書道部のパフォーマンスがありました。書道部のパフォーマンスでは書いている途中はなんだかよくわかりませんでしたが、完成したのを見るとロボッツの応援メッセージとなっていました。なかなかかっこよかったです。

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水戸 v 山口

 

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今日は東日本大震災復興支援招待で、ひたちなか市に住んでいる人は無料で観戦することができました。風がとても強い天気で、少し体調が良くないので多少ひるみましたが、せっかくの招待なのでスタジアムで観戦しました。
 
今日の相手はレノファ山口。相手が風の影響を考えたのか、いつもとは逆のサイドからのキックオフでした。前半はお互い無得点でしたが、後半の64分に、前田が右サイドで相手ディフェンダーの足元のボールを奪ってそのまま中央にドリブルしシュートしたのが決まりました。確か前田は前回見た金沢戦でもゴールを決めていました。今日も前半からいい動きをしていたので注目していました。まだ若いですがなかなかいい選手です。これからも注目していきたいと思います。
 
試合の方はその後78分に、誰がどんなファールを犯したのか良くわからないまま相手にPKを取られて追いつかれてしまいました。
 
結果は1対1でした。惜しくも勝ちきれませんでしたが、次に期待しましょう。

「パロディ、二重の声」

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東京ステーションギャラリーの展示を見てきました。
今回の展示は1970年代のパロディ文化に焦点を当てた展示で、ポップカルチャーにも通じるところがあったので興味を持ちました。
最初がいきなり山縣旭のモナリザシリーズで、古今東西の有名な女性をモナリザのポーズで絵にしたものがたくさん展示していました。
展示室に入ると1960年代のハイレッドセンター赤瀬川原平の作品や横尾忠則の作品がありました。
また、パロディメディアとして出版物やポスターなども展示されていました。雑誌「ビックリハウス」がずらりと展示されているのは圧巻でしたが、展示室を先に進むとその「ビックリハウス」の実物が手にとって読めるようになっていました。
最後の展示はマッドアマノのパロディ裁判に関する展示でした。
ちなみに今回の展示は、一部の作品を除き写真撮影が可能でした。

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東京ステーションギャラリーは以前行ったことがありますが、その時は東京駅の丸の内中央口あたりから入場したと思います。東京駅が復元されてからは初めてでしたが、復元の時にギャラリーの場所が変わったようです。
場所は変わっても、東京駅創建当時の赤煉瓦が見えるのは以前と同じです。展示室自体が文化財というのがこのギャラリーの特徴です。

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展示の中で一つ気になったことがありました。横尾忠則のアニメ作品「堅々山夫婦庭訓(かちかちやまめおとのすじみち)」には、リチャードバートンとエリザベステーラーや西部劇、そして007シリーズの映画を模したシーンがありました。その中にはビートルズも出てくるのですが、作品のそばにある解説の中で「潜水艦(ビートルズイエローサブマリンのパロディ)」とありました。確かにこの作品のアニメはビートルズのアニメ映画「イエローサブマリン」に雰囲気が似ています。でも横尾忠則のこの作品は1965年の作品で、ビートルズの映画は1968年製作です。元になった曲「イエローサブマリン」でさえ1966年の作品です。あとで買ったカタログには横尾忠則自身の解説で同じ言葉が書かれていましたが、1995年の発言とのことなので、きっとこれは横尾忠則の勘違いでしょう。

水戸路上観察街なか展示、" 届く声、届ける声 " 水戸公衆放送/Laika Came Back トークショー

先日の水戸路上観察学会で審査員に選ばれた作品が、水戸の街なかに展示されています。僕の作品も含まれているので見に行ってきました。展示場所は茨城県三の丸庁舎、常陽銀行本店、栗原写真館、VILLAGE310、常陽銀行泉町支店の5箇所です。

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まず三の丸庁舎に行ってみたら、いきなりそこに僕の作品の展示がありました。

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ただ、その後に見た他の展示場所に比べると薄暗くてあまり目立たない場所だなと思いました。それと、VILLAGE310はカフェの店内にあるので何か注文しないと見られないのかもしれません。
 
 
 
その後は、cafe+zakka+gallery Minervaでのイベントに行ってきました。「" 届く声、届ける声 " 水戸公衆放送/Laika Came Back トークショー」というタイトルで、水戸公衆放送の小松崎節子さんのトークショーがありました。

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水戸公衆放送とは、水戸の街を歩けば耳に入る街頭放送です。水戸ではずっと昔から放送されているので逆にあまり気にしていませんでしたが、街頭放送は今は日本でも北海道と水戸にくらいしかないそうです。その声の主のお話を直接聞ける、ということでとても楽しみにしていました。
そしてご本人が登場すると、当然ながら街のスピーカーから聞こえる声と同じ声でお話されます。とても不思議な感覚でした。
水戸公衆放送は昭和23年(1948年)に始まり今年で約70年、小松崎さんも実は69歳なのだそうです。もちろん生まれた時から公衆放送をやっているわけではなく、いろいろあって30歳の時に勤め始め、今は先代社長の後を継いで一人で公衆放送を行っているそうです。そのいろいろあった話も面白かったのですが、公衆放送も一人で続けていくのはもう限界だそうです。誰か後を引き継いでくれる人がいればいいのですが、と話していました。水戸の歴史を見続けて、それ自身が水戸の街を彩っている公衆放送です。このままおしまいにしてしまうのはとても惜しいです。どうにか続けてくれることを祈ります。
 
水戸公衆放送については、以下に詳しいインタビューがありますのでご参考にどうぞ。
 
小松崎さんのトークショーで聞き役を務めていたのが、Laika Came Backという名前で活動している車谷さんでした。
トークショーの後はLaika Came Backのミニライブでした。Laika Came Backというのは初めて聞きましたが、一人でアコースティックギターで歌うのですが、同時に録音してサンプリングして一人多重演奏のスタイルだったので驚きました。
僕自身は小松崎さんのトークショーを楽しみにしていたのですが、Laika Came Backのライブを楽しみにしていたお客さんの方が多かったのかもしれません。
 
この日の様子がミネルバのブログで紹介されていたのでここでも紹介します。
 
 

アイラブアイルランドフェスティバル2017

セントパトリックスデイに関連して東京の代々木公園で開催されたアイルランドフェスティバルに行ってきました。
一緒に行ったのは僕がいつも行くアイリッシュパブDoyle'sの店長と飲み友達、それとちょっと前までそのパブでバイトしていて今は東京に住む人です。
 
会場の代々木公園では東京のアイリッシュパブがいくつも出店していました。友達はギネス、僕はキルケニーを買って早速乾杯です。恵比寿のブリティッシュパブ、The Footnikもキッチンカーを出していたので顔を出してみると、オーナーのユージさんがいたので久しぶりのご挨拶をすることができました。

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今日はこのままここで飲んでるだけでもいいやと思いかけましたが、今日の目的は他にもあります。
表参道ではセントパトリックスデイのパレードがあります。

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以前もこのパレードを見に来た記憶がありますが、それは2009年のことでした。
 
それから、アイリッシュウィスキーのJamesonが、このイベントに合わせて限定のパブを開いているということでそちらにも行きます。事前に申し込んでおいたおかげで、Jamesonそのものと、Jamesonとクラフトビールのコラボレーションの試飲ができました。それからJamesonとクラフトビールのスタッフによる講座というのも聞いてきました。

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その後は新宿に移動して、やはりアイリッシュパブのDubliner’sに行き飲み直し。そして海外出張から帰ってきたばかりの飲み友達を強引に新宿に呼び出して別の一軒で再びの飲み直し。
 
実は今日は体調があまり良くなかったので、それほど飲めなかったのが残念でした。

水戸路上観察学会総会、藤森照信展

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今日から始まる水戸芸術館藤森照信展に合わせて、第1回水戸路上観察学会の総会が開かれました。
去年11月にワークショップを行いましたが、その時と同じく学会員5名が再び水戸に集結しました。今回はワークショップ参加者以外の一般の人たちも見ることができるため、芸術館の隣にあるみと文化交流プラザが会場でした。
 
最初に学会員による物件が発表されました。この学会では、撮影者による説明だけでなく学会員が感想というかツッコミを聞くのが面白いです。続いてはワークショップ参加者の作品の発表です。ワークショップ参加者は1人3点を事前に提出していましたが、学会員による審査を通った作品が今日発表されるのでした。僕も提出していたのですが、1点選ばれていました。他の人の作品も、写真が面白いのはもちろんですが、タイトルのつけ方にも工夫がみられて、会場からはどよめきやら笑いやらが絶えませんでした。今日発表された作品は、来週以降水戸の街中に展示されるとのことで、こちらも楽しみです。

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学会の前後に藤森照信展「自然を生かした建築と路上観察」も見学してきました。藤森さんの作品を実際に見たことはないと思いますが、屋根に草を生やしたりして自然に溶け込んだような建物で有名です。各地の藤森作品の写真やその構想メモや、水戸の東照宮に行って徳川斉昭が作った戦車に触発されて作った車のついた茶室、そして路上観察の作品が展示されていました。
今日は直接お話はできませんでしたが、他の人と話しているのを聞いていると、藤森さん本人はとても気さくな方で、自由な雰囲気を漂わせていました。やはりその人柄が作品に表れているのだなと思いました。
 
今回の展示は撮影自由でしたので、何枚か写真に撮ってみました。

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それから今日は、展示初日ということもあり、レセプションがありました。ワークショップに参加したので僕にも案内が来ていましたが、これは誰でも参加できたみたいです。これも自由な藤森さんらしいなと思いました。久しぶりに芸術館の会議場にも入りましたが、こういったレセプションに出席するのは初めてのことでした。歓談の中で、路上観察学会員でもあるイラストレーターの南伸坊さんともお話することができました。昔からおにぎりのイラストで名前を知っていて本なども読んだことがありますが、こうして水戸に来て直接お話できるとは夢のようです。せっかくなので記念に一緒に写真を撮ってもらいました。

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レセプションが終わった後は今度は、路上観察に参加した有志が交流会を開いてくれたのでそちらにも参加しました。すでに知った顔もあったのですが、芸術館にはよく行きますが、こういった有志の集まりに参加するのはあまりありませんでした。これをきっかけに新たな関係ができたらといいなと思います。
 
交流会は楽しかったのですが、僕は途中で退席しました。今日は3月11日。各地でいろいろな行事が行われていましたが、今年の僕はいつものように過ごしました。それでも最後には茨城県三の丸庁舎で行われていたキャンドルナイトを見に行ってきました。すでに催事は終わって片付け始まっていましたが、一部のキャンドルはまだ残っていました。今日だけでなく、普段から寄り添っていたいと思います。

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2017年3月11日[土]から2017年5月14日[日]まで