石岡瑛子Iデザイン

3月に行った茨城県近代美術館の「おいしいボタニカルアート」展を見に行った時に会場で書いたアンケートのチケットプレゼントが当選したので、「石岡瑛子Iデザイン」展を見に行ってきました。

 

石岡瑛子は2012年に亡くなりましたが、広告や映画などで活躍したデザイナーです。

 

石岡瑛子のキャリアは、1964年の資生堂の広告から始まります。

これがそのデビュー作品。ちなみに今回の展示は一部を除き撮影可能でした。

ちなみに前田美波里を起用した広告は撮影禁止でした。

 

そしてその後独立して、PARCOの広告を手掛けます。

1973年に広告に始まった当時のことは記憶にはありませんが、その後の時代までずっと印象に残るイメージを作ったのが石岡瑛子でした。

ポスター以外にも、新聞広告の校正原稿なども展示されていて、デザインの仕事を垣間見ることができました。

PARCOの広告モデルには、俳優のフェイダナウェイや、歌手の沢田研二などが起用されました。

 

PARCO以外の広告では、三陽商会の広告で、1980年にジョンレノンの写真を撮影した写真家のアニーリーボビッツなども起用していました。

 

次のコーナーでは、角川書店・角川文庫の広告。本以外に映画やレコードなどを組み合わせた角川書店の勢いが現れる広告でした。

 

ブックデザインのコーナーでは、雑誌「話の特集」の校正原稿で、細かな点まで指示している様子が読み取れました。

 

驚いたのは、小学校や中学校の教科書のデザインも行なっていたことでした。

 

またレコードジャケットのデザインも展示されていました。

 

そして晩年は映画にも関わります。1992年のフランシスフォードコッポラ監督の「ドラキュラ」では衣装デザインでアカデミー賞を受賞しましたが、この映画にはウィノナライダーが出演していたのを目当てに、公開時に見た記憶があります。

 

資生堂の広告といえば、太田和彦さんも資生堂のデザイナーでした。デザイナーの仕事のやり方を見ることができてよかったです。

 

www.modernart.museum.ibk.ed.jp