日立鉱山写真展

水戸の後は日立に移動して、日立市郷土博物館で開催されている日立鉱山の写真展「日立鉱山に生きた人々─写真家・中井川俊洋がとらえた『閉山』とその後、そして現在」を見てきました。

 

そういえば、水戸の古書店のとらや書店で日立鉱山の写真集を見たことがありましたが、その写真家が撮った日立鉱山の閉山前後の写真をデジタル化したものと、さらには写真に写っている人たちの現在の姿を写した写真が展示されていました。

閉山後の再就職先が書かれた書類の写真も貴重な記録です。

秋田県やザイールの鉱山に移った人や、日立市に残り日立製作所日立セメントなどに就職した人だけでなく、市役所や中学校、保育園などに転職した人もいたようです。

 

日立鉱山が閉山したのは1981年。当時の新聞記事も展示されていました。その頃僕は小学6年生。多少は新聞は読んでいましたが、日立鉱山のことはあまり記憶にありませんでした。でも鉱山の中の写真はともかく、人がいなくなったアパートなどは僕が子どもの頃に見ていてもおかしくはない景色でした。

 

常設展示も改めて見学しましたが、やはり日立市の発展を支えた日立鉱山日立製作所の展示が興味深かったです。

 

この展示を見てその勢いで日鉱記念館にも行きたかったのですが、あいにく今日は休館日。近いうちに訪れたいと思います。

 

日立市郷土博物館での展示は11月5日までで、入場はなんと無料。帰りには写真集を買いましたが、とらや書店にオリジナルの写真集がまだあったら今度は買ってみたいと思いました。

 

ちなみに郷土資料館に行く前にお昼ご飯に立ち寄ったのが、大衆食堂「小春」。

おんな酒場放浪記でお馴染みの倉本康子さんが最近ここを訪れた写真を載せていたので、行きたくなりました。僕の卒業した日立一高の近くでしたが、初めて行くところでした。赤魚の煮魚定食をいただきました。