虎塚古墳、十五郎穴、馬渡埴輪製作遺跡

ひたちなか市には彩色壁画を持つ虎塚古墳があり、毎年春と秋にそれぞれ10日間くらいづつ、内部を一般公開しています。

小学生の頃に一度見に行った記憶がありますが、今年はその壁画発見からちょうど50周年ということもあり、久しぶりに行ってみました。

 

内部見学料金は160円です。内部はとても狭いので、整理番号順に5人ずつ見学する形になります。石室の前に観察室がありますが、その前に前室、前々室があります。

そのようにして内部の環境を守っているのでしょう。一般公開するのが春と秋なのも、内部と外気温の差があまり大きくならないようにという意味があるのだと思います。

 

 

 

虎塚古墳が作られたのは7世紀前半ごろとのこと。内部の写真は何度も見たことがありますが、実際に自分の目で見るとまた違った興奮が沸き起こりました。

ちなみに内部は撮影禁止となっています。その代わりに、近くにある埋蔵文化財調査センターにレプリカがあるので、以下の写真はそのレプリカのものです。

 

虎塚古墳を見学した後、近くにある十五郎穴横穴墓群も見学します。

 

十五郎穴に向かう道がいい感じでした。

 

十五郎穴は、台地の縁に穴を掘った墓ということになるそうですが、虎塚古墳が偉い人のお墓だったとしたら、その従者が虎塚古墳の周辺に葬られたとのこと。でもこのように穴がたくさん開いていたら、子どもの格好の遊び場になりそうです。よく今までちゃんと保存されていたと思います。

 

この虎塚古墳と十五郎穴の近くにあるのが、さきほど紹介した、埋蔵文化財調査センターです。

ここには虎塚古墳や十五郎穴の出土品のほか、ひたちなか市内各地で見つかった土器や遺物などを展示しています。

 

入り口には擬人化キャラクターの虎塚ちゃんがいました。

ここに馬渡埴輪製作遺跡から出土した馬型埴輪が展示されていました。

そういえば、虎塚古墳に来る途中に馬渡埴輪製作遺跡の近くも通ったので、今日の勢いでそちらにも行ってみました。ここも初めて来るところでした。

ただし、植え込みで囲ってあるところが遺構のようですが、説明が書いてある看板があってもはっきりと目に見える形で存在するわけでもないので、ちょっとわかりづらかったです。そこは想像力で補う必要がありそうです。

 

 

 

そういえば、昔虎塚古墳を見に行った時のチケットが家に残っていたのを思い出したので、載せてみます。日付が入っていないのでいつだったかはわかりません。デザインも解説文もほとんど同じですが、観覧料が100円で、市名が勝田市となっています。