目指せ”ミュージカル水戸黄門?”〜光圀青春篇〜

 

安達勇人さんが座長となってミュージカルを作る物語の第3弾を見に行ってきました。

去年の夏に第1弾を見て、冬には第2弾があったのですが、チケットを買っていたものの公演直前に母が亡くなったことで都合がつかず行けませんでした。

今回はその続きなので前回見ていないで話についていけるかなとは思いましたが、それほど気にならずに楽しめました。

今回からは新たに日立市出身でAKB48の岡部麟さんがメンバーに加わりました。舞台の前半は、岡部さんが扮するアイドルに、安達さんがミュージカルに参加して欲しいとお願いするシーンから始まりました。

そのアイドルが、どんなストーリーなの、と質問するとそこからは実際に若き水戸光圀を中心とするミュージカルが始まりました。

 

安達さん演じる水戸光圀は若い頃は奔放な生活をしていたものの、ある時から心を改めて世のため人のためになる藩主となっていきましたが、そのきっかけとして岡部さんが演じる吉原の花魁、胡蝶との出会いがあった、という設定でした。

胡蝶が光圀と同じ常陸の国出身だとわかったのが青なじみやガマの油といった茨城県民ならお馴染みの言葉やアイテムだったり、うなぎが出てきたシーンでは水戸芸術館近くの鰻の名店「ぬりや」の名前が出てきたりと、笑えるポイントもたくさんありました。

 

水戸光圀はテレビドラマの影響でおじいさんの姿が印象深いですが、若い頃の生き方もなかなか興味深いです。

 

そして今回の舞台も、ダンス、マジック、三味線、尺八、講談、そして歌といろいろなパフォーマンスを見ることができて楽しかったです。第1回の時はわずか6人の舞台でしたが、今回は16人まで増えて、もちろんすべて茨城出身のパフォーマーたちです。

特に三味線のはなわちえさんの演奏はロックを感じてとてもかっこよかったです。

 

来年には、「目指せミュージカル」、から「目指せ」が取れて実際にミュージカルとしての公演を行うそうです。今から楽しみです。